約 4,798,291 件
https://w.atwiki.jp/yaranaitomotuyo/pages/126.html
, . ´ ̄ ` ´  ̄` ヽ / __ 、 , - ー 、 \ / . ' ヽ ヽ ,' . ∠ヽ∠≧x、 ヽ ', l .; /´ ̄ ヘ l i l .; ! ∨ | l l .; | _,、斗j一 l l ! ! ―┼-、 '´イ丐ゞー‐ | | ! l _γTか 辷必 ! l | l .! lヽ弋ユ} | | l l | | i i | 、 | i | l | | l l ト、 ー 一' .イ . ! l l | | l l l . . >,.、 /,. | . . ! l l | | l l ! . . . .!ヾ,,,> <,;゙/ ! . l l i __ | | l l | . . ._;| ヽj.レ' ノヾi | ../ ヽ r‐┴| | ! !イ ` 、 A / | lフ \ / l | l l l /;〕〔;\ l l! ヽ、 / l l !.l | へ;¬;;;;¬; 、 イi l ! ', / l l |.l l//∧;\L!/、 ∨ l l i ', / l l l.! l // /;/;;;;;;;ト;;;;ヽ; ! l l i / l l ll ! i;;l;;;;j;j;;;;;∧!;ヽ };;} l l !、 l ! l l l| l {;;{_//;;;/ ト、;ヾ;;j l |ハj | . \ ! } | | リ l ヾイ;;;/ !;;;|`'" リ | j . . . . \ j 【名前】アイリスフィール・フォン・アインツベルン 【備考】 アナスタシアのSP ◆SP 《願いを叶える聖なる杯》… アイリスフィール・フォン・アインツベルンのサポート効果。 味方が「ねがいごと」状態になったとき、任意の能力を上昇させる。 戻る
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/2662.html
魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~にて実装された、☆5の魔法少女…もとい、魔術師のサーヴァント。 ステータスはATK高めの凹型成長。☆5術でATKは玄奘三蔵、紫式部に次ぎ、ネロ・クラウディウス〔キャスター〕と並び3位タイ。 Arts3枚+単体攻撃B宝具で、玄奘三蔵と同じカード配分になっている。Hit数はQ3/A5/B1/EX5/宝具4。 クラススキルは一般のキャスターが持つ「陣地作成」「道具作成」ではなく、 「対魔力 B」と固有スキルの「無限の魔力供給 C」を持つ。毎ターンNPを3%獲得できるが、長丁場でなければ微々たるもの。 「陣地作成」を持たないため、A3枚持ちとしてはAの性能が凡庸。 QとEXではAよりHit数が少なくNPを稼ぎにくいので、NPを確保するにはブレイブチェインよりもArtsチェインの2~3手目に入れることを意識しよう。 属性は「中立・善・人」。〔今を生きる人類〕、〔子供〕特性を所持。 スキル 【スキル1】愉快型魔術礼装 A CT 7-5 自身のBを1T強化するスキル。名前こそ固有だが、性能は「魔力放出 A」と全く同じ。 Bは1枚しか持たないため、基本的に宝具に乗せて使う。 【スキル2】自然の嬰児 B → 未来へと輝く A CT 8-6 自身に1Tの無敵と3TのNP獲得量アップを付与するスキル。 アイリスフィール〔天の衣〕の同名スキルより、ランクと効果が若干劣る。 NP獲得量アップは序盤に使いたいが、CTがやや長く不用意に使うと敵の宝具に間に合わなくなるので注意。 使い方としては、1waveで早々に使い、2wave以降で再使用を狙ったり、 ターゲット集中系の効果を使い被弾でNPを稼ぐ等。 2021/8/27実装の強化クエストクリア後は、NP30-50%が追加される。 【スキル3】あやしい薬 A CT 8-6 ルビーが原作で色々な人に様々な薬を注射しているのを再現したスキル。 本作では味方単体にHP回復(最大3,000)、ガッツ(1回・3T)、弱体無効状態(1回)を付与する。ただしHP回復以外は成功率が70%。 全成功すれば幅広く効果があり強力な回復スキルだが、確率付与のため信頼しづらい。またCTが若干長いのも難点。 オジマンディアス、クロエ、蘭陵王、美遊、ラクシュミー、ジェーンのスキルで成功率を伸ばすことは可能。 + 確率強化の仕様 確率強化とは「皇帝特権」に代表される一定の確率で強化が成功/失敗するスキル/宝具。 成否が安定しない代わりに、成功さえすれば強力な効果を得られるものが多い。 確率強化のスキル・宝具の使用者が「強化成功率アップ」効果を受けると成功率を上げ、確定させることが可能。 現状では確率強化スキルと強化成功率アップの両方を持つサーヴァントは確率が60%~85%ばかりのため、スキルレベル次第で確実に効果を受けることが出来るようになる。 ただしそれは自身の確率強化スキルを確定にさせるには充分な倍率ということであり、他者に付与した時は足りないこともある。 例外的にクロエは成功率アップは持っているが確率強化スキルは持っておらず、イリヤとシトナイとイリヤ〔水着〕のみが対象で、上昇量はスキルレベルに関わらず一定。 スキル・概念礼装・指令紋章には「被強化成功率アップ」効果を持つものが存在する。 こちらは確率強化のスキル・宝具の効果対象者が受けると成功率が上がる。 「皇帝特権」等は自身が効果使用者&効果対象者なのでどちらの効果でも恩恵を受けられる。 ”確率で付与”と記載されていない通常のスキル・宝具の強化効果であっても、ほとんどは成功率100%で計算が行われている。 回数制の「強化成功率アップ/ダウン」「被強化成功率アップ/ダウン」は確率でない強化時も1回としてカウントされて消費される。 【注意点】 強化成功率アップは「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を上げる」効果。 例えば蘭陵王の「勢い破竹の如し」レベル10を自分に使った場合「魔性の貌」の成功率は60%+40%で100%=確定で成功となり、 自分以外に使うと60%のまま。 蘭陵王と美遊とカラミティ・ジェーンは対象が単体のため、使用する対象には気を付ける必要がある。 被強化成功率アップは、「その効果を受けているサーヴァントが受ける強化の成功率を上げる」効果。確率は強化成功率アップと加算になる。 例えばアンデルセンが深窓の麗人を装備して宝具を使用しても、確率が上昇するのは自身への強化のみ。 全体に確率強化のバフをばら撒くタイプのサーヴァントには不向き。 前述のように羅竜の面のような回数性の成功率アップは次に受ける強化全てが対象であり、それが確率強化スキルか否かを問わない。 なので次に受けた強化が確率強化スキルでない場合は無駄に消費され、成功率アップ効果が消えてしまうので注意しよう。 フィンの「女難の美/華麗奔放」、アストルフォの「理性蒸発」、概念礼装の死霊魔術のような「強化自体は確定で成功し、効果の発動がランダム」な効果は成功率アップの対象とならない。 強化成功率ダウンは「その効果を受けているサーヴァントが受ける強化の成功率を下げる」効果と「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を下げる」効果が混在している。 (オベロンのクラススキルの〔マーリン〕に対しての強化成功率ダウンのみ「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を下げる」効果。) 通常のスキルなどの確定の強化は確率100%なので倍率分の数値下がった確率強化になる。一部の確定の強化(*1)は確率500%で影響がないものも存在する。 強化成功率ダウンの倍率の強化成功率アップを付与することで確定に戻すことも可能。 ただし森長可の強化成功率ダウンの倍率は非常に大きいので、無理矢理成功率を上げるメリットは薄い。 強化成功率アップ効果のあるスキル Class Rare Name スキル名 Range Turn Effect Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 剣 4 蘭陵王 勢い破竹の如し(CT5~7) 単体 1T 20 22 24 26 28 30 32 34 36 40 ラクシュミー・バーイー グワーリヤルの抵抗(CT7~9) 全体 3T 20 22 24 26 28 30 32 34 36 40 弓 5 ニコラ・テスラ テスラコイル(CT5~7) 全体 3T 10 11 12 13 14 15 16 17 18 20 4 クロエ・フォン・アインツベルン キス魔(CT6~8) 全体〔イリヤ〕 3T 30 カラミティ・ジェーン 極星よ道を示せ B(CT5~7) 単体 3T 20 22 24 26 28 30 32 34 36 40 騎 5 オジマンディアス 太陽神の加護(CT6~8) 全体 1T 20 22 24 26 28 30 32 34 36 40 術 4 美遊・エーデルフェルト 神稚児の願い(CT6~8) 単体 3T 20 22 24 26 28 30 32 34 36 40 被強化成功率アップ効果のあるスキル Class Rare Name スキル名 Range Turn Effect Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 槍 5 スカサハ 原初のルーン(CT6~8) 単体 1T 10 11 12 13 14 15 16 17 18 20 Class Rare Name クラススキル名 Range Turn Effect 術 5 ミス・クレーン 道具作成(衣) 全体 - 10 被強化成功率アップ効果のある概念礼装 Rare Name Cost 上昇値 最大解放 2 同調 3 3% [5%] 3 深窓の麗人 5 10% [15%] 4 クイーンズ・ドリーム 9 10% [15%] 被強化成功率アップ効果のある指令紋章 Rare Name Range Turn Effect 4 羅竜の面 自身 2T 20% 強化成功率ダウン効果のあるスキル・宝具 Class Rare Name スキル名 Range Turn Effect Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 剣 3 フェルグス・マック・ロイ 反骨の相 B(*2)(CT5~7) 自身・被 3T 50 狂 3 呂布奉先 反骨の相 B(*3)(CT5~7) 自身・被 3T 50 森長可 精神汚染(兇) B(CT6~8) 自身・被 3T 100 Class Rare Name クラススキル名 Range Turn Effect 詐 5 オベロン ??? 味方全体・使〔マーリン〕 - 20 Class Rare Name 宝具名 Range Turn Effect Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 槍 4 エリザベート・バートリー 鮮血魔嬢 E+ 敵全体・被 3T 20 宝具「 多元重奏飽和砲撃 (クウィンテットフォイア)」 Buster属性の単体攻撃宝具。攻撃前に1TのB強化(OC依存)を得てから攻撃する。与ダメージ後に3Tの攻撃力+防御力ダウンのデメリットを受ける。 幕間の物語(*4)クリアで宝具威力が上昇し、OC効果のB強化が20%刻みに上昇。また3TのNP効率アップとスター発生率アップを得る。 宝具前のバフと、「愉快型魔術礼装」による上乗せが可能で、単発威力はキャスター内でも随一。 Bを1枚しか持たず、また宝具後に攻撃力が下がるため、宝具を絡めたブレイブチェインを狙うよりも宝具チェインで後に並べる方が良い。 特に宝具強化後はOC効果が大きくなっており、宝具チェインを狙うメリットが大きい。 デメリットの攻防ダウンは「あやしい薬」で不確実ながら対策出来るが、倍率は低いので無視しても構わない。 NP獲得量アップは、「自然の嬰児」と併せて最大+48%上昇しNP効率を底上げできる。 スター発生率アップはおまけ程度の認識で良い。 総評 宝具の瞬間火力が目を引く対ボスアタッカー。 通常攻撃の性能は控えめなため、Artsチェインを重視した編成でNPを確保し、宝具チェインでOC効果を乗せた宝具を叩き込みたい。 キャスターの単体宝具持ちとの比較では、玄奘三蔵、オケアノスのキャスター、メディアのように連射性で劣るが、宝具1発の火力では上回る。 酒呑童子(術)は、宝具2イリヤ 宝具5酒呑 宝具1イリヤという順になり、また〔魔性〕特攻が入れば酒呑が大きく上回るが、イリヤは無敵や回復等で場持ちに優れる。 相性の良いサーヴァント キャスタークラスはサポーターが多いため、クラス統一を組むことでイリヤの戦力を補助しやすい。 玄奘三蔵競合相手のようで、実はスキルの相性が良く、Wアタッカーとして動かすことも可能。「妖惹の紅顔」で被弾した三蔵を「あやしい薬」で回復、「三蔵の教え」で宝具のデメリットを帳消しし、かつNP効率を底上げ出来る。「高速読経」もイリヤとの宝具チェインが容易にできるが、ブレイクゲージありならターンを分けてダメージを刻ませるべきか。 諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕 マーリン鉄板のサポーター。イリヤの凡庸なNP効率を補いつつ各種バフを上乗せ出来る。特にイリヤが持たない攻撃力アップや彼我の防御力を補える孔明と相性が良い。マーリンは宝具での支援が強力で、長期戦向け。攻撃面のアシストも劣るものではないが、宝具の理論値は孔明とあまり差はない。 オベロン短期戦での宝具運用に特化したサポーター。イリヤとオベロンのS2で確実に宝具を放つことができる上、同じくイリヤの持たない宝具威力アップをS1で付与することができる。威力不足でもS3で大幅なブーストを狙えるものの、有利クラスが噛み合わない・Artsが1枚・スキルのデメリットが重いという点で長期戦には向かない。 オケアノスのキャスター メディア ニトクリス パラケルスス アンデルセン三蔵と同様にNP獲得スキルで宝具に繋げやすく、宝具チェインでOCを伸ばすことが出来る。先の3騎はNP100%以上獲得できるため、1・2Waveの敵を一掃後にも再度宝具が使用可能。後の2騎はNPは100%に満たないが、Arts・NP獲得量バフやATKバフなどサポートする能力に秀でている低レア。 玉藻の前 ギルガメッシュ〔キャスター〕確実なArtsチェインに加えて通常攻撃のAの性能を高め、攻撃力やNP効率を底上げ出来る。前者はスキルリチャージを早める宝具が優秀で、後者はスター発生率アップで星を稼ぐことが出来るようになる。イリヤは全体的にヒット数が多めで、100%以上のスター発生率アップを乗せられれば星を確保しやすい。ただし回転率の向上は、イリヤの宝具によるステータス低下デメリットを重複させやすくもする点に要注意。 美遊・エーデルフェルト 蘭陵王 オジマンディアス クロエ・フォン・アインツベルン ラクシュミー・バーイー カラミティ・ジェーン「あやしい薬」の成功率を上げるスキル持ち。原作の相方である美遊はバフ支援こそできないもののNP供給と確率アップの効果時間に優れるうえ、アーツチェイン・宝具チェインが組みやすく、クラス統一も出来る。蘭陵王はNP供給や各種バフ付与が可能で並べやすいが、スター集中度の低いイリヤから星を奪いやすい上、自前でも確率バフを持っている点に注意。オジマンディアスはクラス相性の都合で並べて使いづらいが、NP供給と攻撃力アップによる総攻撃に優れる。原作の相方であるクロは支援要素が少なくスター集中度が高いアタッカーであり、イリヤと並べるメリットが小さい。ラクシュミーは全体付与で3T持続に加え攻撃力バフ・無敵付与できるので使い勝手は良いが、カード構成やスター集中度の関係上並べるメリットが小さい。ジェーンはイリヤさえもクリティカルアタッカーに仕立て上げることができるが、イリヤ自身にスター獲得能力がないのでわざわざ狙うほどのものでもない。後四者は敵のクラスが混成の場合は選択肢に入る。スキルを一通り使った後「オーダーチェンジ」で一方を控えに下げるのも手。 相性の良い概念礼装 自前で持つBusterアップの最大倍率がOC100%でも+70%に達するため、加算のBusterアップより乗算になる宝具威力アップや攻撃力アップの優先度が高い。 ハロウィン・プリンセスまたはゴールデン相撲~岩場所~、恒常礼装ではヘブンズ・フィール、黒の聖杯、宝具強化後なら魔性菩薩や火炎伯爵等も候補に加わる。 無敵と回復を活かして長期戦に耐えさせるならNP効率を改善するArts性能アップや毎ターンNP獲得状態、NP獲得量アップを含むものが良い。 プリズマコスモスやアフタヌーン・パーティー、ダイブ・トゥ・ブルー、蒼玉の魔法少女、ハロウィン・プチデビル等。 強化クエストクリア後は初期NP50礼装でも宝具を打ちやすくなることで、他のサーヴァント次第では概念礼装の選択肢が大幅に増える。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/10639.html
「油断してたら殺しちゃうからね お姉ちゃん」 『Fate/stay night』のスピンオフ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の登場人物で、 正史には登場しない本作のオリジナルキャラ。第二部『ツヴァイ!』から登場。愛称は「クロ」。*1 アニメの担当声優は 斎藤千和 女史。 同女史は『Fate』シリーズでは『Prototype』で玲瓏館美沙夜、『EXTRA』でキャス狐、 『Grand Order』ではブーディカ、シュヴァリエ・デオン等多岐にわたり演じている。 クラスカードによって乱れた地脈を調整する際の事故で、イリヤから分離する形で現界した、 「もう一人のイリヤスフィール・フォン・アインツベルン」とも言える存在。 その正体は、イリヤの小聖杯としての機能と人格…つまり「『stay night』のイリヤになるはずだったもの」で、 『プリヤ』の世界ではアイリスフィール・フォン・アインツベルンと衛宮切嗣により調整・封印され、 イリヤの危機においてのみ一時的に人格が交代して彼女の安全を保持するための安全装置となっていたが、 それがいつしか独自の人格を形成し、上記の事故にて「アーチャー」のクラスカードを核とする形で受肉・独立した。 それ故か、外見も「褐色肌・白髪のイリヤ」で、正史のアーチャーの要素をそのままイリヤに当てはめたような姿をしている。 しかし、『stay night』におけるイリヤのような冷淡な一面がクロエには見られない等、『stay night』のイリヤとも異なる成長を遂げている事が窺える。 + 戦闘能力 イリヤが「聖杯の器」なのに対してクロエは「聖杯の中身」そのものであり、 故に願望機である聖杯の能力も持っており、クロの魔力の及ぶ範囲で限定的ながら、 望んだ魔術を理論や過程をすっ飛ばして行使することが可能。 また、現界の触媒であるアーチャーのクラスカードによって英霊化の状態にあり、身体能力は人間以上で、 小聖杯の力を利用した小規模な転移魔術も行使できる。 ただし、その肉体は弓兵のスキル「単独行動」と魔力によって維持されており、さらに何もしなくとも魔力は常に消費されているため、 枯渇する前に何らかの方法で魔力を補給しなければやがて消滅してしまう。 ……なお、クロはその方法として粘膜接触、即ちキスを好んでおり、しばしば強烈な少女同士のキスシーンが展開される。 それを置いてもキス魔・小悪魔な言動が多く、これがトラブルの種になる事も多い。 また、斎藤女史といえば過去にガチ百合の魔法少女を二人も演じているが、 クロエは『Grand Order』の幕間で両刀を仄めかす発言をしている (主人公の性別を選べる事への配慮と思われる)。 + 他作品における活躍 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』では斎藤女史が他役で出演しているにも拘らず、 エンディング以外では斉藤女史の声で喋らず常に電子音な上に、体が一人だけモノクロになるという不遇っぷりであった。 『FGO』ではイベント「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」報酬ユニットとして実装。 クラスはアーチャーで性能はスキルこそエミヤと似通っている点が多いものの、宝具がArts属性で単体攻撃など実質的に別物。 特に、Arts攻撃が6ヒットもするためNP回収率も良好で、さらにスキル「キス魔」でNPを最大で50%も確保できるため、 宝具の回転率は当時のアーチャーの中でも上位に入っていた。 コラボの復刻後は「キス魔」にイリヤ専用のバフが追加されたが、『stay night』のイリヤを依り代としているシトナイも恩恵を得られる。 また、シトナイはクロエと同様にArts属性が主体のため、コラボや水着回のイリヤよりもNP効率が良かったりする。 残念ながら作中では特に絡みは無く、マイルームでシトナイが別世界の自分やその関係者についての会話がある程度。 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では水着ユニットが実装された。 クラスはアヴェンジャーに変化しており、第一霊基は編集者スタイルのビジネススーツ風水着、 第二霊基は露出の多い際どいビキニの上に網目状のラッシュガードという小学生には早すぎな水着、 そして第三霊基だが、アニメ3期のBD・DVD限定版特典ショートアニメ『ビースト、再び!』に登場した、 タマモキャットのような手足を模したグローブとブーツを装着したデンジャラス・ビースト風の水着となっている。 後に、第二霊基のラッシュガードをキャストオフした差分が解禁された。 主催者のBBがサバフェスの権限を黒幕に乗っ取られてしまい、 サバフェス正常化委員会が定めた「アルトリアがジャンルの同人誌以外出版禁止」というルールのもとで、 各サークルのマネジメントを行うことになった。 マイルームでの会話から、アヴェンジャーになったのは「服の差分で事あるごとにイリヤにマウントを取られ、鬱憤が溜まっていた」とのこと。 実際、水着が実装されない事への怒りから(姿はそのままに)クラスがアヴェンジャーへと変化したサーヴァントが過去のイベントで何名か登場している。 味方全体に「攻撃時に自身に特殊強化【原稿完成】状態5ターンを付与する状態」を付与するスキル「進捗いかがですか?」や、 味方単体にガッツ状態を付与し、自身はターン終了時に自身を控えに退避するスキル「差し替え間に合いますよ」など、 ユニーク過ぎる性能を備えている。 宝具は自身のQuickカード性能を3ターンアップし、チャージを1減らす効果を持つ他、 自身に付与されている【原稿完成】状態の数に応じて(最大10個)威力がアップする「貴方へ届け、極彩色の白と黒(モノクローム・インパルス)」。 MUGENにおけるクロエ・フォン・アインツベルン kuroshirou87氏による、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。 遠近共に技が充実しているオールラウンダーな性能で、一時的に無敵になり敵の攻撃にオートで迎撃する「熾天覆う七つの円環」などの技も持つ。 超必殺技には『FGO』の宝具である「鶴翼三連」や「偽・偽・螺旋剣」がある。 AIはデフォルトで搭載されている。 DLは下記の動画から また、前述の「魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~」におけるボス戦ステージも存在する模様。 参考動画(音量注意) 出場大会 「[大会] [クロエ・フォン・アインツベルン]」をタグに含むページは1つもありません。 *1 ただし厳密には順序が逆。 登場当初の正体不明だった頃に遠坂凛より肌が黒いから「クロ」とそのまんまな通称が付けられたのが先で、 その後本人から「クロエ・フォン・アインツベルン」と名乗り始めた。 つまり本名とされている名前は愛称に合わせた後付けであり、その後も周囲からは引き続き「クロ」と呼ばれている。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/38631.html
登録日:2017/12/30 Sat 23 15 58 更新日:2024/08/23 Fri 22 39 00 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 TYPE-MOON FGO Fate GO ※小学生です お嬢様 どうも息子がお世話になってます まったく、小学生は最高だぜ!! もうロリコンでイリヤ アヴェンジャー アーチャー イケメン イリヤ イリヤスフィール・フォン・アインツベルン キス魔 クロ クロエ・フォン・アインツベルン ハーフ ブラコン プリズマ☆イリヤ ホムンクルス レズ ロリ ロリコンホイホイ 二刀流 双子 同人誌のエース 妹 妹かつ姉 姉 従姉妹 斎藤千和 水着鯖 淫紋 百合 百合もOK 義妹 聖杯 褐色 貴族 銀髪 魔術師 油断してたら殺しちゃうからね、お姉ちゃん 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の登場人物。 ◇プロフィール 声優:斎藤千和 身長:133cm 体重:29kg 3サイズ:B61/W47/H62 属性:混沌・善 ◇パラメーター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 GO D C B C C C ◇スキル クラス別スキル 対魔力:C 単独行動:B 保有スキル 心眼(偽):B 投影魔術:B 【概要】 登場は第二期『2wei!』からだが、厳密にいえば第一期でも数度登場している。 容姿は銀髪がややピンクがかっており、肌が浅黒い以外はイリヤスフィール・フォン・アインツベルンと瓜二つの褐色ロリ。 当初は彼女と同じ「イリヤスフィール」を名乗っており、正体不明だった頃は「黒イリヤ」と呼ばれていたが、 後に「ややこしい」という理由で凛に「クロ」という安直すぎる名前を付けられた。 その後、穂群原学園初等部に乗り込んだ際にイリヤと二人で居るところを目撃されて咄嗟に「クロエ」と名乗ったことをきっかけに、 以降は「クロエ」、あるいは「クロエ・フォン・アインツベルン」を名乗るようになった。 愛称は仮称をそのまま使って「クロ」。 クラスカード回収を終えたにもかかわらず狂ったままの地脈を正常化するため、 遠坂凛、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、そして二人に駆り出されたイリヤと美遊が円蔵山大空洞に赴いた際、 流し込んだ魔力が逆流して起きた崩落から美遊達を守るため、イリヤが『クラスカード:アーチャー』を使用し、 『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』を投影したが、そのイリヤの時視界が揺らぎ、気付くと目の前にいた「二人目のイリヤ」。 その時は唖然とする面々を置いてさっさと逃げ出したが、次の日には登校するイリヤを、 「頭上から植木鉢を落とす」「無人ダンプを突っ込ませる」「野犬を嗾ける」等々、様々な方法で殺害しようとした。 どうやら原典の残虐ロリ成分はこっちが持って行っていたらしい。 そんな残虐性の一方で、イリヤ襲撃の際、彼女を庇った美遊にディープキスをかましたほか、 イリヤの友人である栗原雀花、森山那奈亀、嶽間沢龍子、桂美々、あろうことか虎のファーストキスまでもを根こそぎ奪っていったキス魔。 美々がソウルジェムを腐らせて堕天した理由の8割はクロのせいである。 小学生時分に、同い年、かつ同性相手にファーストキスを経験したばかりか、それがディープな方となれば仕方ないかもしれない 一応、この時には「魔力を補充しないと消滅の危険があり、手っ取り早いのがキスによる魔力吸収だった」という理由があったのだが、 消滅の危険が無くなってからも、魔力を補充する時はキスを好み、吸収効率が良いというイリヤに無理矢理キスするのが定番になる辺り、趣味も入っている模様。 この趣味と、イリヤと比べて随分と露出が多い、オトナっぽい服装を好む嗜好から、ロリビッ…ではなく、魔性のロリ的な扱いをされがち。 イリヤから離れる際『アーチャー』のクラスカードを取り込んでおり、彼の戦闘能力を完全ではないが再現可能。 当然各種投影宝具も使用できるほか、拘束・監禁しようにも解析魔術によって簡単に突破する。 その上願望機の「過程を省いて結果だけを得る」特性上、魔法に近いとされる空間転移すら可能であり、 突き詰めれば「英霊の現象」に過ぎず思考能力を持たない黒化英霊との戦闘経験しかなかったイリヤ達を追い詰めた。 ちなみに、後に『Grand Order』にクロエが実装された際、 ある意味大元である英霊エミヤが弓を使う攻撃を一切していなかったのに、 クロの方はしっかり弓を使っていたことで、そこ絡みで色々ネタにされもした。 彼女の目的は単純明快で、「元居た"オリジナル(イリヤ)"を殺して、自分が”本物(イリヤ)"になること」。 『死痛の隷属』によってイリヤの受けた傷やダメージが一方的に共有されるため遂行は不可能となったが、 彼女がイリヤを殺そうとするのはどちらかと言うとオマケであり、 エーデルフェルト家に戸籍を偽造してもらってからは「普通の生活」を送るべく、イリヤと美遊のクラスに「イリヤの従姉妹」として転入した。 暫くは上記の被害者達による「初ちゅー奪われまし隊(withイリヤ)」とドッヂボールをしたり、 イリヤが新技の開発中に給湯器(アニメでは風呂場の外壁)を壊したために風呂が使えなくなり、 エーデルフェルト邸に風呂を借りに来たアインツ家の面々(主にリズ)にセクハラしたりと「日常」を過ごしていたが、 イリヤが無自覚に口にした、美遊達全員との出会いを否定することになりかねない「元の生活に戻りたい」という言葉に激昂し、 イリヤ達に矢を向けると、再び敵対関係に戻った。 ※以下ネタバレ 彼女の正体、それは願望機として生み出され、魔術師として、聖杯戦争の道具として生きるはずだったが、 封印されたイリヤスフィールの小聖杯としての機能が人格を持った存在―― ――つまり平たく言うならば、『stay night』のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンになるはずだったものである。 というのも、この世界は「イリヤスフィール」の父親である衛宮切嗣と母親であるアイリスフィール・フォン・アインツベルンが、 理想を貫いてアイリを犠牲にした『SN』の世界と違い、理想を捨て、聖杯戦争に参加しなかった世界であり、 彼らはイリヤに「普通の女の子としての生」を与えるために聖杯としての機能や魔術師としての知識を封印したのだ。 しかし繰り返される戦闘とセイバー戦で死の淵に立たされたことで徐々にその封印が解け、 大空洞崩落の際にカードを使ったことで、それを核にイリヤから分裂した。 セイバー戦でアーチャーのカードを夢幻召喚して戦ったのも、一時的に表面化したクロである。 より厳密に言うとまた異なってくるのだが、彼女とカードの関係を言葉で表すと、 「カードを取り込んだ」というより「カードが聖杯としての機能・知識を纏っている」という方が、状況的には正しい。 当然無理にカードを抉り出そうとすれば、彼女は死亡どころか消滅する。もしかすると消滅する前に死亡するかもしれないが、結果的には同じ話だろう。 しかも彼女の肉体は魔力でできているため、魔力量は特に何をせずとも減っていく。 言うなれば魔力供給を受けられないサーヴァントと同じ状態であり、魔力量がゼロになっても肉体を保てず消滅する。 上述の通り、周囲の人間にキスしまくっていたのも、現界に必要な魔力を集めるために必要だったから。 この通り不安定な存在であり、カレン・オルテンシアからは「存在していることが奇蹟みたいな状態」と評された(*1)。 「イリヤ」の目を通して自分には与えられなかった「当たり前の日常」を見続けていたクロにとって、 イリヤの過ごす日常は何よりも欲しかったものであり、イリヤの異常を感じ取り一時帰国したアイリに 「人間としての生をイリヤに歩ませるなら、せめてわたしには魔術師としての生が欲しい。アインツベルンに返して欲しい」と要求するが、 「小聖杯」を奪い返そうとするであろうアインツベルンは切嗣の手によって既に滅ぼされており、 遠坂家当主である凛ですら知らなかったほどに存在を抹消されていた。 己の居場所が何処にもなくなったと感じたクロは嘆くが、そこで魔力切れを起こし崩壊を始めてしまう。 イリヤが魔力を渡しても、それは止まらない。 そのまま消滅を待つかと思われたが、イリヤはクロに望みを問いかける。 願いを叶える聖杯なら、自分の望みを叶えろと。 クロの答えはただ一つ。 「生きていたい」と、そんな当たり前のことを願い、奇蹟的にそれは叶えられた。 それからは変わらず魔力切れのリスクはあるものの、イリヤとアイリとは和解し、 「イリヤの従妹のクロエ・フォン・アインツベルン」として、ようやくアインツベルン/衛宮家の一員となった。 家ではイリヤ同様お兄ちゃん大好きっ子で、日々士郎の布団に半裸で潜り込んでは困らせている。 ちなみに嫉妬したイリヤたちから制裁を受けるのは当然士郎。ラブコメ主人公(?)の常である。『プリヤ』だと主人公じゃないけどな! 和解はしたものの士郎の取り合いは続いており、学校の調理実習でパウンドケーキの料理対決をしたり、 他にはどっちが姉かで言い争いをしたりと、まぁ楽しくやっているご様子。 なお、戸籍を偽造するに辺り、自由に決められる誕生日は敢えてイリヤに被せてきた。 本当は出生から機能封印までのタイムラグの関係で原典のイリヤと同じ誕生日であり、 『プリヤ』のイリヤから見れば、誕生はクロエの方が8ヶ月早い計算になる。 初めに「お姉ちゃん」と呼んだのは本人的には皮肉だったそうな。 …士郎に関してはともかく、姉の座を掛けての戦いは完全にクロの圧勝なのは内緒。 良くも悪くも「普通の女の子」として育ってきたため精神面で不安定になりがちなイリヤに対し、 時に言葉で、時に行動で諭す様から、ファン間でも姉判定を下されることが多い。 アンジェリカの「美遊を殺して世界を救うか、美遊を選んで世界を殺すか」という問いにも、 特に迷うことなく「女の子の命は世界より重い」と即答できるクロさんマジイケメン。 この世界の切嗣が世界の救済よりもイリヤの幸福を願ったことも、間違いなく大いに影響しているだろう。 また戦闘面においてもメインの戦力であり、アーチャーとしての技能を遺憾なく発揮している…が、 アーチャーよりも弓を使った遠距離攻撃の割合が高い。そもそもアイツが弓を使って戦ったシーンなんて、それこそ数える程しかないのだが 技量・火力面で言えばパーティー内でも随一の戦闘力を持っているものの、 限定展開(インクルード)や夢幻召喚を駆使することでオールラウンドに立ち回れるイリヤと美遊には汎用性で一歩劣るため、 どちらかと言うとサポートに回りがちというのも、彼女が弓を多用する理由かもしれない。 一応一対一での戦闘では投影魔術を駆使して実に見慣れた『干将・莫邪』主体のバトルスタイルを取る。 ちなみに「約束された勝利の剣」は一応投影可能だが、「偽物(できそこない)の偽物(ハリボテ)」止まりで真名解放はできない。 一方でアーチャー同様に「壊れた幻想」は使用可能であり、現状クロが出せる最大火力になる。 クロ個人の内面の問題か、それとも彼の力を完全には引き出せていないためか、 アーチャーの切り札である固有結界『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』は使用していない。 そもそも前述の願望機の機能のお陰で「なんとなく力の使い方がわかる」程度でしかないため、 もしかするとUBW√の士郎のように「力の本質がわかっていない」というのが固有結界を展開できない、或いはしない理由と思われる。 事実過去に『アーチャー』のカードを使用していた副作用で彼と同等に近い技能を持つ人物と共闘した際には、 「この英霊(ちから)の使い方が解る」とモノローグでだが語っており、それまでと比べても戦闘技能が上がっている描写がある。 英霊の真名を知り、能力の扱い方を実践できる師匠が出来た今、彼女が剣の丘に至る日も遠くないだろう。 【関連人物】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン もうひとりの自分であり泣き虫な妹(暫定)。 ただし「どちらが姉か論争」には正式な決着がついておらず、今でもモメている。 美遊・エーデルフェルト 最初は敵対関係にあったものの、今では大事な友達のひとり。 アイリスフィール・フォン・アインツベルン、衛宮切嗣 両親。小聖杯としての記憶があるため、両親が何と戦い何を選んだのか理解している。 衛宮士郎 お兄ちゃん。大好きなので隙あらば猛アタックを仕掛ける。 【その他登場作品】 『Fate/Grand Order』 クロエ(弓) なんだかいろいろとお世話になっちゃったみたいね。このままサヨナラってのも失礼な話だし、借りは返すわよ。 うん、きっと役に立つわ。 だって、姉の方が優秀に決まってるでしょ? 『Fate/Grand Order』にも、妹(?)のイリヤと共に、プリズマ☆イリヤとのコラボイベント時に実装。クラスはもちろんアーチャー。 ガチャで排出される☆5(SSR)のイリヤに対し、配布の☆4サーヴァントとしての実装となった。 CVはアニメ版と同じく斎藤千和氏で、イラストも原作と同じくひろやまひろし氏が担当している。 ストーリー中は諸事情であまり活躍しない。 騒動が済んだあといつもの2人と一緒に帰ったと思いきや、さらっと自分を分裂させてカルデアに居座った。 召喚時に「姉の方が優秀」とか言っちゃってるが、ゲーム中の性能は実際かなり優秀。 強いがそれ以上にクセが強すぎてイマイチ運用しにくいイリヤと違って回避、自己バフ、NPチャージと使いやすいスキルが揃っており、 カード性能もArtsが狂った性能を誇り、宝具である『鶴翼三連』も特にボス戦では役立つものになっている…と、配布とは思えないほど強力。 配布なのでイベントを進めれば宝具レベルMAXも難なく可能と、特にアーチャー不足に喘ぐマスターには有難いロリっ子。 ただし版権の都合で復刻は絶望的のため、イベントに間に合わなかったプレイヤーにとっての入手難度は恐ろしく高い。てか無理。 契約し損ねたお兄ちゃんは泣いていい。 ......と思われたが、2018年に「空の境界」のコラボイベントが復刻した事で再入手の希望が芽生え、 そして遂に2019年1月下旬にプリヤコラボが復刻。 更に美遊が新たに実装された事で、仲良し魔法少女3人を揃える事が可能になった。やったねお兄ちゃん! なお実装より2年以上も経っているが、騎ん時と並び最強クラスの配布サーヴァントという評価は未だ揺らいでいない。流石である。 スキルの中では特に「キス魔」が優秀で、スキルレベルMAXならばなんと50%もNPをチャージする。 スター発生率アップの効果も最高クラスの倍率であり、ArtsのHit数が多いクロエにはNPとスターを同時に稼げてぴったりな上に回転率も悪くない。 回避とクリティカル威力上昇の「心眼(偽)」と各カード性能上昇の「投影魔術」もクセがなく使いやすい。 地味に本家アーチャーと異なり心眼は「偽」になっている他、「投影魔術」の取得もこちらが先。 幕間の物語をクリアすることで、「キス魔」に「3ターンの間イリヤの強化成功率をアップ」という効果が追加される。 効果を発揮する場面がかなり限られ過ぎるが、そもそも素の時点で強いのでおまけ程度にとらえておこう。 2020年夏にはアーチャークラスで水着イリヤが実装され、こちらも確率で追加のバフがかかるスキルを持っている上、 イリヤの方が子供サーヴァントとシナジーがあるスキルも持っていてクロエと相性が良いため、 「キス魔」の追加効果が役立つ場面が以前よりも(一応)増えることとなった。マイルーム台詞ではイリヤに差分煽りをされて引っ叩いているが 宝具『鶴翼三連』は、1ターン必中を付与した後の単体Arts宝具。 単体だけに高いダメージ量も魅力だが、クリティカル発生率ダウンのデバフや相手の回避を無視できる必中効果も特にボス戦では地味に重宝する。 Arts属性なので自前でアーツブレイブチェインを組めるため、「キス魔」と合わせれば短期間で再使用も可能。 NP獲得量上昇付与を持つノッブ等と組ませれば2ターン連続くらいは余裕、上手くすると3ターン連続使用も出来なくはない。 バトルモーションはやはりと言うか投影魔術を駆使した二刀流がメイン。まあ元が元だし… 一応Extraアタックではちゃんと弓を使う。 宝具モーションは転移魔術と投影魔術を合わせて『干将・莫邪』の攻撃を同時にヒットさせる。おまけに相手に投げキッス。地味に専用BGM付きだったりもする。 山を抜き、水を割り、なお墜ちること無きその両翼……『鶴翼三連』! 何気に簡易版とはいえ鶴翼三連に詠唱が入ったのは久しぶりである。 クロエ(讐) アヴェンジャークロエ、参上!ちなみに『編集者』と書いてルビが『アヴェンジャー』ね。 さーて、スケジュールに遅れが出ている悪い作家様はどこかしら~? イリヤに遅れること3年、彼女も水着サーヴァントデビュー…なのは良いのだが創作物への敬意から小さいながら『編集者』になった彼女の明日はどっちだ。 一応ちゃんと水着もある。 編集者に必要な力、それは……忍耐力! 耐久Aなのはそういうことである。 ◯保有スキル 進捗いかがですか:B 作家に作業の進捗を伺うスキル。スキルか? 予定通り進行している作家にとってはただの進捗確認であるが、作業が遅れている作家にとっては致死性の呪言となりえる。 虚実入り乱れる作家の曖昧な返答から真実を見抜き、作家のケツを叩くのか印刷所に土下座をするのかを判断するのだ。 差し替え間に合いますよ:D++ どうしても完成原稿が間に合わない場合、いったん仮の原稿で入稿し、ゲラチェックの段階で完成原稿に差し替えるという禁断のスキル。 差し替えには料金が発生する場合もあり、事故も起こりやすいのでやめた方がいい。 にもかかわらず、このような悪行がどこかでは横行しているという……。 玉稿賜りました!:A すべての原稿のチェックが終わり、校了となるスキル。 スキルってなんだ。 作家や編集者にとっては作業終了を告げる言葉だが、印刷所にとっては輪転機を回す開戦の言葉である。 ◆人物(讐) クロエには絵もお話も書けない。 それ故に、創作に対する敬意と憧れは強かった。 そんななか、サバフェスが帰ってくる!ことを知ったクロエ。 むせ返る熱気と、それを上回る創作の熱量。 ああ、今度はどんな本に出会えるのだろう…… などとウッキウキで待っていたのだが、なぜだか作家たちが一向に原稿を描いてくれない。 「久々のイベントで体力が心配。明日から本気出す」 「焦ってもネタは降りてこない。明日から本気出す」 「だるい。今日はゲームやって、明日から本気出す」 クロエは一念発起した。徹底的に作家をサポートし、読者に作品を届けることを己が使命と定め、作家がより良い作品を描くためなら何でもする。 スケジュールを立てたり、印刷所と交渉したり、企画を練ったり、あるいは食事や身の回りの世話をしたりと、創作外のあらゆる雑務を担当するちびっこ編集者の誕生である。 「編集者」になったこととイリヤの煽りが原因でアヴェンジャー適性を得たクロエ。 齢10歳ながらある意味地獄の役割である編集者としてハワトリア中を奔走する。 + 『こうなったらやられる前にやってやる』 ちびっこ編集者は様々なサークルを掛け持ちし、ワガママな作家の機嫌を取りつつハワトリアを駆け回っていた。 それも全ては作家以上に作品の持つ力を信じていた気概ゆえ。 しかしそんなある時、『あれ、これ誰も救われてなくない?』と暗黒面に気づいてしまい自己矛盾を起こしてしまう。 そうして無意識のうちに『出版社も作家も読者もいなくなれば平和だよね!』と考えてしまったため、獣性が覚醒してしまった。 その名をデンジャラス・ビースト。 ハワトリアにおける第三の災害、編集の災害である。 どういうことか分からないと思われるので簡潔に説明すると、 クロエが巨大化して街を破壊する怪獣になった。 どこから突っ込んでいいか分からないがこの通りのことが本当に起こった。トラウマ獣の再来 黒幕や元凶も想定外の人災である。 ちなみに巨大クロエに普通にマスターは潰されてしまった。キルスコア1。 ハワトリアのルールによりループが発生し何事もなかったかのようにマスターが復活して元に戻った後、この巨大クロエの対策会議が開かれることに。 「クロならいつか、あれくらいの迷惑はかけると誰もが思っていたはず」としれっとしれっと美遊にディスられたが、 クロエを元に戻すべく討議を重ねた結果、「所定の同人誌をクロに見せる」ことで何とかしようという結論に。 その同人誌というのが今までサボって全然作業をしていなかったイリヤが作った292ページもある一大作品。 これを完成させ、途中面倒くさい刺客と退けつつもダイヤモンドヘッドにいる巨大クロエに届ける。 そうしてクロエは元に戻った。同人誌内の誤字を見つけたために。 元に戻ったクロエは何が起きたか全く知らなかったが、美遊に全てを伝えられると狼狽。 もう編集はこりごりよ~~!!!! この巨大クロエの騒動が後に事件解決の糸口になるのだが、それはまた別の話。 ちなみにイリヤが作った同人誌はまひろちゃんが実際に作った同人誌が元ネタ。ご丁寧にページ数もほぼそのまんま(奥付の分ページ数が異なる)。 ◆性能(讐) 期間限定で排出される☆4のアヴェンジャー。 カード構成はQ3A1B1で宝具がQというアサシンによくある構成。 カード性能はどれも高めだが、後述のスキルの仕様上カードは殆ど切らない。 スキルは「進捗いかがですか」「差し替え間に合いますよ」「玉稿賜りました!」の3種。 「進捗いかがですか」は攻撃力・クリティカルアップ効果に加えて、全体に「攻撃時に自身に〔原稿完成〕状態(5T)を付与する状態」、 自身にQuick攻撃時のダメージ前に自身のクリティカル威力をアップする状態を付与する。〔原稿完成〕付与効果のみ5T・5回の継続で他は3T持続する。 基本的なバフに加えて後述の第3スキル・宝具に影響する〔原稿完成〕状態を得る効果であり、アヴェンジャークロエを活かすに当たって最重要のスキルとなる。 「差し替え間に合いますよ」は味方にガッツを付与する効果に加えてターン終了時に控えに退避する効果を自身に付与する。 要するにガッツ付与付きセルフオーダーチェンジ。ミス・クレーンの宝具以来の効果であり、スキルではオンリーワンである。 スキルレベルに依存するのはガッツの回復量のみなので基本運用時はレベル1でも機能する。 「玉稿賜りました!」は全体に宝具威力アップに加えて〔原稿完成〕状態を全て解除しその数×10のNPを配布する。 条件を整えてやれば凄まじい量のNPを配布可能。全体宝具なら攻撃した相手の数だけ原稿が完成するので周回でもチャージしやすい。 宝具威力アップの効果はそれなりだが攻撃バフと合わせて火力の水増しには十分だろう。 宝具はQuick単体宝具で、ダメージ前にQuickアップが入り、相手のチャージを減少させる効果がある。さらに威力は〔原稿完成〕状態の数に応じて増加。 こちらも条件次第では高い打点を期待できるが、「玉稿賜りました!」でNPを溜めた直後は威力が出せないのがネックか。 総じて独特の使用感をしている、爆発力が高いサポーターといえる。 セルフオダチェン効果を活用したバフの追加、〔原稿完成〕状態を利用した大量NP配布、ガッツを利用したサポートなど色々なところに手が届く。 各種カードバフに関わらないのでBuster、Arts、Quickいずれの軸でも無理なく採用できるのもポイント。 W構成の場合は〔原稿完成〕状態の恩恵を二重に受けられるので更にコンボの可能性が広がる。 拡張性の高さから研究が進められており、今後の可能性は未知数と言えるだろう。 難点は癖の強さ。 挙動が特殊なので適当に使うと想定外の事態を招きやすいので、考えながらスキルを切るように心がけること。 単純に火力があと一歩足りない時にバフを撒いてから即撤退するだけでも優秀。 ただしコストは軽くないのでスケジューリングには注意されたし。 進捗、いかがでしょう~? は? できてない? 1ページも? 電話出ろ~~~!! 要件は分かってますよね? 言い訳じゃなくて、原稿くださ~い! 各種ボイスで作家の皆さんに精神的ダメージを与えてくる点も人によってはデメリットかもしれない。 締切はきっちり守りましょう。 追記・修正しないと殺しちゃうからね、wiki篭り △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 生存したまま完結してもらいたい。 -- 名無しさん (2017-12-31 00 39 35) 斎藤千和ボイスのドスケベ褐色ロリ -- 名無しさん (2017-12-31 11 48 04) FGOでの加入ボイスは「姉より優れた妹なぞ存在しねぇ!」と言わんばかりだったなw -- 名無しさん (2017-12-31 13 00 45) FGOでは騎ん時と並んでぶっ壊れ配布のツートップ。ホント凄まじいわこのロリッ娘… -- 名無しさん (2017-12-31 13 11 53) 騎ん時と同じくNP50チャージ持ちってのがな やはりNPチャージ+自バフ便利かつ回避持ちなのでHP低くても割と長持ち -- 名無しさん (2017-12-31 13 20 52) 「入手難度は恐ろしく高い」って言うか入手方法無いよな、唯一思い浮かぶのはアカウントのRMT(禁止行為)だけだけど -- 名無しさん (2017-12-31 18 09 27) 他の配布鯖にも言えるけど、どのイベントも一回しか復刻してくれないんだもん。2018年以降のイベントは第1部クリアが前提になる以上、それ以降に始めたプレイヤーのためにも定期的に過去のイベント再復刻してほしいわ。もしくは恒常化するとか -- 名無しさん (2018-01-01 06 55 15) 復刻しない・するタイミングがない初期のイベントは素材入手無くしていいから恒常化して欲しいよなぁ…まぁプリヤは権利に厳しいカドカワが版権持ってるから、過去イベント恒常化しても並ぶか微妙だけど -- 名無しさん (2018-01-06 07 20 50) 士郎の見立てが本当なら、エミヤのカードを核に顕現、ではなく、「イリヤ」という存在を核にエミヤのガワをかぶっての顕現してる模様 -- 名無しさん (2018-03-09 02 57 51) 復刻するとしたら美遊かアンジェリカかベアトリスがゲリラ実装されそう。 -- 名無しさん (2018-03-09 03 17 51) ↑ 意表を突いての美遊兄…はないか。村正すらまだ出てないし -- 名無しさん (2018-03-19 21 10 45) クロが無限の剣製使ったらどんな感じになるんだろう? -- 名無しさん (2018-03-22 21 32 08) ある意味アルターエゴだよね…(水着希望) -- 名無しさん (2018-06-12 14 29 11) 媒介エミヤだからこそキスでの魔力供給くらいで済むの考察には納得しかないwあいつUBW終盤での暴れっぷりはどう補完されても燃費おかしいだろって感じだからな -- 名無しさん (2019-12-04 14 52 06) 戦闘経験的にタウロポロス投影した方が良さそう -- 名無しさん (2019-12-10 14 59 11) 一応、エミヤも魔力供給先に出来る模様 -- 名無しさん (2020-09-25 14 21 01) ダリウスのカード破壊能力のせいで、オーズのアンクみたいなことになりそうな予感。 -- 名無しさん (2020-09-25 19 08 42) ↑鬼滅のしのぶさんみたいなことになった。 -- 名無しさん (2020-11-25 16 19 32) 肉体が破壊されたんでイリヤの中に戻ったのか。それとも天国に行く前に激励しに来たのかどっちだろう? -- 名無しさん (2021-01-08 09 26 21) 世界観ですが、凛がアインツベルンを知らない理由は(分岐自体はもっと前、それまでの冬木の聖杯戦争もアインツベルン単独で進められて遠坂と間桐は関わりなかった世界) ではないかと思うのですが どうなんでしょう 切嗣が隠ぺい工作を仮にしたとしても多大な空白があるし 元のstay nightの世界だと遠坂家長年の悲願(正確ではないが そんなかんじの文章)と遠坂父が語るほど -- 名無しさん (2021-02-27 18 08 41) 祝!妹に遅れること3年にして水着実装!!!いやほんとにかわいいんだけど。なぜ編集者になった… -- 名無しさん (2023-08-14 17 30 11) 災害:デンジャラス・ビーストといい今回はひろやまひろし先生共々頑張り過ぎであった -- 名無しさん (2023-08-22 00 43 51) 凄まじく有能なスキルを引っ提げて水着クロ参戦! -- 名無しさん (2023-08-23 19 21 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/21silverkeys/pages/73.html
《家族》イリヤスフィール・フォン・アインツベルン&セイバー ◆8Ab8CIePQg ああ―― どうしてだろ。 どうしてわたしはこんなところにいるんだろ。 こんな、こんなセラもリズも、バーサーカーもいない所で。 たった一人で、死のうとしてるんだろ。 せっかく、せっかくシロウももうすぐ城に来てくれてるのに。 お母様のいた城に来てくれるのに。 そうしたら、いっぱいいっぱい切嗣のこと聞きたかったのに。 全部、全部零れ落ちた。 あの金色に二人が、セラとリズが殺されて。 わたしも光を奪われて。 バーサーカーも……。 知らない街で再び光を得た時には、もう、そこに、いなかった。 バーサーカーが。 バーサーカーがいてくれたなら。 暗くても怖くなかったのに。 バーサーカーは強いんだもん。 いつもいつも、わたしのことを守っていてくれたもの。 なのに。 幼いころの夢。 何度も、何度も夢見た夢。 扉を開けて、銀の鍵を手に切嗣が迎えに来てくれる夢から目を覚ました時にはバーサーカーの姿がなくて。 わたしと手を繋いでいてくれたはずのバーサーカーがどこにもいないということが。 嫌でもわたしに“その事実”を想像させて。 その想像を否定したくて、でわたしは一人バーサーカーを探し続けた。 バーサーカーは負けない。負けるはずがない。 じゃあなんでバーサーカーはいないの。 バーサーカーが無事なら、バーサーカーがわたしを一人にすることなんてありえない。 だから、そう。 いい加減その認めたくない事実を認めて、大人しくしていれば。 この狂った聖杯戦争に参加した魔術師なんかに見つかって、路地裏に追い詰められたりはしなかったろうに。 馬鹿な、わたし。 ご丁寧にそいつの連れているサーヴァントは金色で、死にそびれたわたしが死になおすにはぴったりだった。 「その容姿、アインツベルンのホムンクルスか。 この聖杯戦争にアインツベルンが関わってるとは聞いていなかったのだがな」 その通りだよ。 この聖杯戦争に、アインツベルンは一切関与してないよ。 だって、分かるもの。 わたしは、聖杯だから。 ううん、聖杯“だった”から。 聖杯の器として調整されていたはずのわたしから、それはすっぽり欠け落ちていた。 わたしを聖杯とする“中身”。 確かに脱落したはずのサーヴァント、ライダーの。 英霊の魂が、抜け落ちていた。 それだけじゃない。 この地に大聖杯はない。 少なくとも、冬木の大聖杯は、存在しない。 ここにあるのは冬木の聖杯とは別物の聖杯で、きっと死んだ英霊たちの魂もわたしのもとには向かわなくて。 だったらわたしは用済みだ。 何もない、空っぽだ。 なのに―― なのにどうして、わたしは生きようと足掻いてるんだろ。 「まあいい、貴様もマスターだというのなら、殺せ、インベーダーよ!」 巨大な黄金色の死が迫る。 男のサーヴァントが。 ソラからの祝福が。 逃げても、転んでも、這いずっても、追ってくる。 《あなたは、そこにいますか……?》 分かる。 あのサーヴァントはどこか魔術師という存在に似ている。 きっと彼らの目的は宇宙の外側。 より高次の宇宙。 根源の、渦。 きっとあのサーヴァント、エクストラクラス、インヴェーダーの質問にどう答えようとも位相を転移させられ、この世から消滅させられてしまう。 分かってる分かってる分かってる。 分かって、いても。 わたしは言葉の表面的な意味ばかり考えてしまう。 《あなたは、そこにいますか……?》 わたしはここにいるの? もう何もかも失ってしまったというのに。 本当に、ここにいるの? だって、そもそも、わたしには、私たちには自分なんてもの、一つもなかったんじゃない。 役目、役目、役目ばっかりで。 ああ、そうだ。 その役目さえなくしちゃったんなら。 私は、私は、私たちは――諦、めるの? 私たちはアインツベルンの道具で。アインツベルンの技術の結晶で。 この先、どんなに時間をかけても私以上の作品は作れなくて。 その私が死んだら、みんなも諦めて、生きてるのに、死んじゃう。 みんなは無価値であっても構わないってそう言ってくれたけど。 《あなたは、そこにいますか……?》 そんなの、おかしいよ。 私は、ここにいる。 みんなだって生きている。 何で死ななくちゃいけないの? 生きたい、生きたいよ。生きていて欲しいよ。生きていて欲しかった。 わたしは、私は――私を 「その喧嘩、ちょおおおっっと待ったあああああああああ!」 「ベビー、フレイム!」 え? 今にもわたしに触れて同化しようとしていたインベーダーの触手が止まる。 打ち込まれたのは小さな火球。 その火の玉が飛んできた方向。 路地裏を囲む、その建物の上に、彼は、いた。 年はきっとシロウよりも少し幼いくらいで、なんら魔術的な力は感じなかったけど。 傍らに人間の子供より少し大きいくらいのオレンジ色の恐竜を連れていた。 使い魔、だろうか。 違う、ステータスが表示される。あれは、あの恐竜は、サーヴァン、ト……? 「な、なんだ!? 貴様、何者だ!?」 「俺か? 俺は無敵の喧嘩番長、大門大! そしてこいつは「アグモンだー!」」 「ば、番長だと!? 番長とは何だ!? いや、サーヴァントを連れているということは貴様、マスターか!? だがマスターが自らサーヴァントの真名をばらすはずが!!」 「ええい、男がぐだぐだうるせええ! だいたいなんだてめえは。大の大人が女の子を二人―― 「一人と一匹がかりだよ、兄貴ィ!」 「おうよ、一人と一匹がかりで追いかけまわしやがって! それが漢のすることか!」 「ええい、何を分けわからぬことを! 邪魔をするというのなら、まずは貴様からだ!」 魔術師の手から攻撃魔術が放たれる。 それを恐竜のサーヴァントがさっきの炎で迎撃するけど、お世辞にもその火力は高くなかった。 魔術師の攻撃を相殺できはしたけれど、サーヴァントならその程度は余裕でしかるべきで。 実際、読み取れる恐竜のステータスはバーサーカーよりずっと低くて、魔術師もそのことに気付かぬはずはなかった。 「ふははははは! なんだそのステータスの低いサーヴァントは? Dランクもいいところではないか! その程度の力でこの私のインベーダーに勝てるとでも思っているのか!」 「うっせえ! アグモンはサーヴァントなんかじゃねえ! パートナーだ! それに漢の喧嘩を決めるのは数字なんかじゃねえ。拳と拳だあああああああああああああ!!!」 だから―― わたしも、魔術師も、その先の光景が予想できるはずもなくて。 ダイモンマサルの次の行動に絶句した。 「おおおおおおおおおおおおりゃああああああああああああああああ!」 アグモンと魔術師の攻撃がぶつかり合って生じたその土煙。 なんとそこから飛び出したダイモンマサルが、そのまま金色のサーヴァントを素手で殴りかかっ、た……!? 「止め――!」 正義感の強い人間の愚かな蛮行。 そうとしか思えない自殺行為だった。 相手がダイモンマサルよりずっと大きいからだけじゃない。 あのサーヴァントインベーダーは触れたものを吸収する性質を持ってる。 それに何故かこっちの攻撃がちっとも当たらなかった。 逃げる中でやれることは全部やった。 アインツベルンの最高傑作のわたしが手も足も出なかったのに。 それを神秘も持たない人間がどうにかできるはずなんて――は……? 「なん、だとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」 「う、そ……」 そんな、え、なに、どういうこと? え、え、え、え? い、今、マサルの攻撃が、当たった!? 「ば、バカな、馬鹿な、馬鹿なあああああああああああああああ! インベーダーには読心能力があるのだぞ!? 心が読めるのだぞ! なのに何故攻撃が当たる!」 どうやらわたし以上に魔術師の方が動揺しているみたいで、勝手にスキルをばらしてくれる。 読心能力、確かにそれならさっきまで攻撃が当たらなかったのも納得で。 だったらどうしてダイモンマサルの攻撃が当たったのかがきになるとこだけど。 「はぁ? その割にはこいつ、わざわざ言葉で確認してくるじゃねえか?」 《あなたは、そこにいますか……?》 「見りゃ分かんだろ。つうか、拳で語るって言ったじゃねえか。心読むまでもねえだろ」 そんなことってあり、なの? ううん、それよりも。攻撃が当たったことより何よりも。 何で、どうして、 「く、ならば何故、貴様が殴っただけで神秘がその手に宿っているのだああああああああああああ!」 そう、それよ! 金ピカを殴った拳で唸りをあげる、オレンジの光。 手に魔力や神秘を宿してから殴ったなら分かるわよ。 けどそうじゃない。 ダイモンマサルは殴ることで神秘を発生させていた。 「何言ってんだあんた。こいつは神秘なんてもんじゃねえ! デジソウルだ! 殴ると出せるんだよ! そういうもんなんだよ!」 訂正。 発生させたというか、むしろこれ、ダイモンマサルが殴ったら神秘が発生して、しまう、なの? 「そそんなはずはない。殴ったら神秘が発生するだと……。 違う、そうではない。神秘とは尊ばれるもので、そんな、そんな野蛮なものであるはずが……。 そうだ、それは神秘などではない。そんな、そんなものが、神秘であるはずがあるかああああああああ!」 魔術師の動揺がありありと伝わってくる。 無理もない、こんな暴言、アインツベルンの魔術師たちが聞いたなら卒倒しかねない! 「だあああかあああらあああ! 神秘じゃなくてデジソウルだっつってんだろがあああああ! いいぜ、こうなったら無理矢理にでも分からせてやる! 行くぞ、アグモン!」 「任せろ、兄貴ィ!」 でもそれだけじゃなかった。 それだけで終わらなかった。 ダイモンマサルはさらなる神秘を、ううん、奇跡を行使した。 そう、それは物質化した奇跡。 この世で最も尊き幻想。 ノウブル・ファンタズム。 ――宝具! 宝具の行使により、魔力が待ってかれる感覚でようやく気づく。 違う、ダイモンマサルはマスターなんかじゃない。 ダイモンマサルはサーヴァントで、アグモンがその宝具! 「デジソウル、チャージ!」 左手で掲げたデヴァイス、そこに右手のデジソウルが注ぎ込まれ、 『アグモン進化――ッ!』 GEOGREYMON ジオグレイモン GEOGREYMON ジオグレイモン GEOGREYMON ジオグレイモン 『ジオグレイモン――ッ!!!』 GEOGREYMON ジオグレイモン GEOGREYMON ジオグレイモン GEOGREYMON ジオグレイモン より巨大で力強い姿へとアグモンを押し上げる! それが、トドメだった。 「メガフレ――あ、あれ?」 インベーダーへの、じゃない。 魔術師の、魔術師だった男への、トドメだった。 「――宝具。宝具。宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具 宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具 宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具 宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具宝具!!!! 紛れも無い、神秘ィ! そうかぁ。神秘とは、殴って発生させるものだったのかあああああああ! なら私が、私が今まで収めていたものはなんだったのだあああ! 私は何を磨いてきた? 神秘? 神秘って何だ? 魔術とは何だ。 そもそも私は魔術師だったのか。魔術師? 魔術師とは何だ。そうだ、殴らなくちゃ。殴らなくちゃ」 「お、おい。あんた、大丈夫か?」 「殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ 殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ 殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ 殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ 殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ 殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ 殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ殴らなくちゃ」 「お、おーい?」 「君、なんて言ったっけ? ば、バ「番長か?」そう、それ! 魔術師とは番長だったんだ、番長だったんだ、バアアアンッチョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ! ハアアアアッハッハハハハハh! 我、真理に到達せり! ハレルウウヤ!」 「うおおおお!? って、おい、待てよ! 漢の喧嘩投げ出してんじゃねえ! 逃げるなあああ!」 「兄貴、それよりも今はあの子を!」 「っと、そうだった!」 な、なに、あれ? なんかサーヴァント消してガンガン壁を殴ったり、地面に頭を打ちつけながら、去ってっちゃっ、た? ま、まあ、魔術師らしい魔術師には確かに衝撃的だったろうし、わたしもあいつの取り乱しっぷりがあったからこそ冷静にいられたのかもだけど。 この聖杯戦争、何かありそうね……。 ともあれ。 「あー、なんだ。あんたが俺のパートナー、であってるよな?」 「そう、みたいね」 どうやらこいつがわたしの今回のサーヴァントらしい。 「俺は日本一、そしてデジタルワールド一の喧嘩番長、大門大だ。セイバーだとよ。 バンチョーの方がかっこいいんだが、仕方ねえ。よろしくな!」 しかもなんでかセイバー。 「オレはアグモン。一応剣も持ってるぜ。ええっと、そういえば名前、なんだっけ?」 「……イリヤよ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」 伸ばしてくれる手を取り立ち上がり、埃をはらってからスカートの裾を掴んで一礼する。 正直分からないことだらけで。これからどうしようかとかまだ決めれていないけれど。 生きたいと思っちゃったから。ここにいるって感じちゃったから。 もう少し、生きてみよう。 それに何より、今はこいつに言っとかないと。 「あのね、日本一だとか何だとか言ってるけど。最強はバーサーカーなんだから!」 「最強だと!?」 「兄貴より強いのか!?」 「当たり前よ! バーサーカーはギリシャの大英雄で、ヘラクレスで」 バーサーカーは強かったもん。 こんな奴よりずっと強かったもん。 「ギリシャってなんだよ、食えるのか?」 「え、食えんの?」 「優しかった。いっつもわたしのこと守ってくれた。それから、それから」 こんな奴と違って馬鹿なこと言ったりしないで。 何も話せなかったけど、それでも、それでも傍らにいてくれたもの。 どんな時だって。 最後の、時までだって。 「お、おい、泣くなよ。食いもんじゃないんだな、分かった、分かったから」 「あー、兄貴が泣かした―」 目尻に涙が浮かんでくのを感じる。 バーサーカーのことを思い出せば思い出すほどもういないんだって実感してしまって。 悲しくて、顔がどんどんくしゃくしゃになってって。 とても淑女がする見せられた顔じゃなくなっていくけれど。 言葉は止まらなかった。止めたく、なかった。 「それで、それで、おっきな体はお父さんみたいで。本当は一度くらい、抱き上げてほしくて」 自分でも支離滅裂なことを言ってるのは分かってる。 バーサーカーは負けた。 悔しいけど、それは覆せない事実だ。 でも、そうだとしても、これだけは譲りたくなかったから。 「だから。だから! たとえ負けたとしても。最強は、バーサーカーなんだから!」 わたしは、言い切った。 言い切って、セイバーの顔を見た。 日本一の喧嘩番長。 そんなしょうもないことを得意げに言ういかにも喧嘩っ早そうで、デリカシーもなくて、馬鹿なそいつは。 「……そっか。お父さんみたい、か。なら仕方ねえな。そいつは確かに俺よりつええ。 勝ったとか負けたとか関係ねえ。そいつは間違いなく、最強、だな」 嘲笑いもせず、困惑するでもなく、本気で頷いてくれて。 そっと、抱きしめてくれた。 「あ……」 「立派な、父さんだったんだな」 違う、バーサーカーはお父さんじゃなくて、お父さんは切嗣で。だけど、私は、私は―― 声はもう、出てくれなかった。 涙だけが溢れでていた。 【クラス】 セイバー 【真名】 大門大@デジモンセイバーズ 【ステータス】 筋力A+++ 耐久C+++ 敏捷C+++ 魔力- 幸運B+++ 宝具D~A+ 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 対魔力:E 無効化は出来ない。ダメージ数値を多少削減する。 騎乗:B+++ 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。 また、宝具であるアグモンのように心通じた相手なら、竜種だろうが乗りこなせる。 【保有スキル】 デジソウル:A 人間の思いの力であるデジソウルを生じさせられる。 究極のデジソウルの域に達している大は自分の意思の力でデジソウルを自在に制御できている。 自身の拳や、全身に宿し、一種の超強力な魔力放出のように使ったり、デジモンを進化させることができる。 ただし、大の場合は相手を最終的に自力で出せるようになったものの、殴ってデジソウルを発生させるという逸話が有名すぎるため、 サーヴァントである今は、基本他のサーヴァントや宝具を殴ることでしかデジソウルを生み出せなくなっている。 六人の英雄:A 選ばれし子供達、テイマー、十闘士、デジモンハンター、ジェネラルなどと呼ばれるデジモンと共に育ち、心を通わせる存在の代表の一人。 本来なら共に戦うデジモンや、デジモンと戦う時に味方に補正が入るスキル。 セイバーの場合は加えて、自身のパートナーであるアグモンの進化段階に比例して自らのステータスを向上できる。 (アグモンが成熟期なら筋力はA+、完全体でA++、究極体でA+++の「+」による倍加条件が満たされていく。 バーストモード時のみ、筋力だけがEXランクに) 英雄時のセイバーは単体でも究極体に匹敵するのだが、力は合わせるものであり、アグモンと共に戦いという彼の意思が反映された。 尚、彼はセイバーとして召喚されたが、守るものという意味であり、2つの世界を救っているためセイヴァーと言えるからでもある。 無敵の喧嘩番長:B 自分よりも巨大なデジモンや、魔王、果ては創世神を仲間とその拳にて打倒した逸話が転じたスキル。 敵とのサイズ差補正による不利を無効化し、神や魔王に類する存在に対して攻撃時に補正が入る。 兄貴、すげぇ……:EX 星の開拓者の亜種。 デジモンを“ただの人間”が生身の拳にて打倒するという唯一無二、空前絶後の事態を幾度も引き起こしたことで得たスキル。 あらゆる難行が“不可能なまま” ”実現可能な出来事”になる。 相手が難敵・難行であればあるほど真価を発揮する。 また、セイバーがサーヴァントだと知らない限り、セイバーがデジソウルを発生させるまで、何者も彼を只の人間としてしか認識できない。 ――本来ならば強力なスキルだが、邪神聖杯におけるこのスキルの本質は対象の常識の破壊による正気度へのダメージである。 敵だけでなく、仲間たちをも唖然とさせ続けたセイバーの逸話から、このスキルに限り、自身のマスターに対してさえ耐性を貫通する。 また、敵味方問わず、セイバーの神秘を繰り返し目撃することでついた耐性をも貫通する。 つまりこのスキルが真価を発揮すればするほど、敵味方問わずマスターが一度で発狂しかねない。 無敵の喧嘩番長、及びこのスキルの隠蔽効果も相まって、更に正気度へのダメージや発生確率が増大する。 【宝具】 『爆裂せし人造のデジヴァイス(デジヴァイスバースト)』 ランク:D+ 種別:対デジモン宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 聖なるデヴァイス、デジヴァイスと呼ばれるものの一種。 人の手によって初めて作られたデジヴァイス、デジヴァイスiCが進化したもの。 人間が作り、人間が進化させたデジヴァイス。 その分神秘は低下しており、浄化などの能力は持たないが、デジソウルチャージやバーストモードにによる進化に対応している。 パートナーデジモンを収納する機能も付いているが、サーヴァントになった今は特に意味がなく、そもそも大は使用しないだろう。 『アグモン』 ランク:D~A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 セイバーのパートナーデジモン。レンジや補足が一人なのはそういう意味である。 恐竜型のデジモンであり、セイバーのデジソウルにより、 アグモン(成長期)→ジオグレイモン(成熟期)→ライズグレイモン(完全体)→シャイングレイモン(究極体)へと進化する。 また、シャイングレイモンはジオグレイソードという剣を使え、シャイングレイモンバーストモードという自身の限界を超えた形態もある。 ランクはそれぞれD(成長期)→C→B→A→A+(バーストモード)であり、ランクに応じたサーヴァントとしての力も持つ。 どの進化段階も能力値は攻撃型寄りであるが、宝具なだけあって耐久力も有り、完全体からは飛行可能。 ただし一種の常時開放型宝具であり、進化段階が進むほど魔力の消費も激しくなる。 アグモンバーストモードという魔力を消費せず、セイバーの自力デジソウルでA+の力を発揮できる切り札があるが、一回しか使えない。 【人物背景】 日本一の喧嘩番長を自称し、喧嘩に明け暮れていた中学生。 ある日、現実世界に現れたアグモンと殴りあったした末にダブルKO。 舎弟入りしたアグモンと共に、デジモン犯罪対策組織「DATS」に入隊し、現実世界に現れたデジモンを相手に仲間と共に戦っていく事になる。 荒くれ者ではあるものの、非常に家族想いで、面倒見もいい。 10年前に消息を断った父を思い続けたため、家族の問題には他人のことでも度々首を突っ込んだ。 人情深く父譲りの漢としてのあり方を度々口にし、自他を奮い立たせた。 全てが終わった後はアグモンとの別れを惜しみ、悩んだ果てに仲間や家族に別れを告げアグモンと共にデジタルワールドへ旅立っていった。 5年後、デジモン同士の喧嘩をアグモンとともに止めるなどデジタルワールドのいざこざを解決して回っているようである。 別世界の人間とデジモンたちの危機に駆けつけたこともあるという。 【サーヴァントとしての願い】 漢の喧嘩は命がけ! と言いてえとこだが……父さん、か。 【基本戦術、方針、運用法】 実質大門大とアグモンの一人と一匹の英雄を同時に運用できるのが最大の強み。 アグモンを進化させればさせるほど大も強くなるため倍々に強くなっていくこととなる。 ただしその分魔力の消費は激しくなり、バーストモード時の負担は狂化時のヘラクレス並。 イリヤなら扱えはするだろうが、それでもかなりの負担になりかねない。 状況に応じて進化段階は調整しよう。 考えようによっては、この進化段階を調整し、移動などにも活用できることもまたこのサーヴァントの特色でもある。 デジモン伝統のことだが、エネルギーはご飯などでも補給できることは覚えておきたい。 燃費以外の弱点としては兎にも角にも大が基本敵を殴らないとアグモンを進化させられず、始まらないこと。 マスター狙いや、初見殺し、一撃必殺の宝具を持つサーヴァント、自ら姿を現さずことを運ぶ相手には不利である。 進化したアグモンはともかく、大自身は攻撃は最大の防御なりを地で行く能力なため、防御スキルは一切持っていない。 つまり真っ向からの殴り合いには滅法強いが、アサシンやキャスターなどの暗殺や搦め手などには要注意。 それでも格上殺しや逆転特化のスキルも持っているため、詰みにくいサーヴァントではあるのだが……。 邪神聖杯ではその最大の強みが、敵味方問わず発狂させかねないのが大問題である。 【マスター】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night [Unlimited Blade Works] (時期は15話にて死亡後) 【マスターとしての願い】 諦めたくない。自分も、みんなも、無価値にしたくない。生きたい。 【能力・技能】 聖杯の器として作られたホムンクルス。 アインツベルンの最高傑作だけあって非常に高い魔力を持ち、髪の毛を媒介とした鳥型の使い魔を使役したりすることができる。 冬木の聖杯戦争でないため、令呪は特別製ではない。 最も、冬木の大聖杯との接続は途切れているため、サーヴァントの魂を回収することもなく、人としての機能をもうしばらくは維持できる模様。 【人物背景】 必ず帰ってくると言って旅だった父は、母を殺し、帰ってこなかった。 この世全ての悪や一族の当主に、父はお前を捨てもう帰ってこないと言われた少女は、一人で生きることを決意する。 しかし自分を捨てた父は、遠い異国の地で新しい家族を得ていた。 その弟と殺し合える日々を心待ちにするも、毎日身体を開かれていく日々に、少女は摩耗していく。 役目に生きるしかない自分たち。道具として人間の幸福のために使い潰される自分たち。 そのことにおかしいと、戦いに行く自分以外もなんで死ななくちゃいけないのと声を荒げるも。 それこそが解放なのだと、ホムンクルスたちは答えるばかりで。 少女は気づく、自分なんてものが一つもなかったことに。 そんな少女を、自分の意思で守ってくれる者がいた。 強くて、優しくて、大きい、お父さんみたいな狂戦士だった。 けれど。 最強と信じた狂戦士は敗れた。 訪れた異国の地で。 母と暮らした城で、弟から父のことを聞こうとしたその日に。 少女は、死んだ。 少女が死んで、アインツベルンも結論をだし、数多の命が救われぬまま無価値に消える。 そのはず、だった……。 【方針】 生きる。生きて――
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/222.html
【作品名】Fate/Zero 【ジャンル】小説(文学) 【名前】アイリスフィール・フォン・アインツベルン 【属性】聖杯の器 切嗣の妻 【年齢】9歳 【長所】平行世界の存在とはいえfgoでサーヴァントになった 【短所】たいコロアッパーだと腐女子になってた 【備考】享年 vol.6
https://w.atwiki.jp/nenrei/pages/3227.html
【作品名】Fate/Zero 【ジャンル】小説(文学) 【名前】アイリスフィール・フォン・アインツベルン 【属性】聖杯の器 切嗣の妻 【年齢】9歳 【長所】平行世界の存在とはいえfgoでサーヴァントになった 【短所】たいコロアッパーだと腐女子になってた 【備考】享年 vol.6
https://w.atwiki.jp/tamagrail/pages/29.html
最初にあったのは焦りだった。 自分はどうしてこんな所に居るのか。 その答えはしかし誰に問いかけるまでもなく少女――イリヤの頭の中に既にある。 聖杯戦争。 時と世界の枝葉を超えた選定。 一ヶ月のモラトリアム。 篩にかけられる願いと器。 だがその知識は少女の動揺を何一つ解決してはくれなかった。 彼女は別に命を賭けた戦いに突然放り込まれたことに動揺している訳ではないからだ。 「ミユ…!」 こんな所で。 こんな事をしてる場合じゃない。 イリヤの感情はそれに尽きた。 並行世界、エインズワースとの戦い。 助けたい親友。 それら全てを無理やり放り出させられてイリヤは此処に居る。 “早く…早く帰らないと。 じゃないと、みんなが……ミユが……っ!” 焦燥感に突き動かされるが、ではどうすればいいのかと思考を進めた先は暗雲の中。 聖杯戦争とは勝者を選定するための儀式。 途中退場の手段等用意されてはおらず、元の世界に帰るためには聖杯戦争に勝利する事が絶対条件となる。 それがこの世界を抜け出るための正攻法だ。 だが逆に言えばそれは、己以外のマスター全てを犠牲にして生還者の席を確保するという事でもあり。 なまじそう分かってしまったからこそイリヤは混乱を余計深めてしまう。 何故ならその道は。 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンという少女には決して選ぶことのできない道であったから。 「できないよ、そんなの…っ」 できるわけがない、そんなこと。 友達を助ける為に見知らぬ誰かを蹴落とし見捨てるなんて。 なら聖杯を手に入れて全部無かった事にする? …違う。 そういう話じゃない。 ぐるぐる、ぐるぐるとイリヤの中で逡巡と葛藤が堂々巡りを繰り返す。 そんな不毛な円環を断ち切ってくれたのは、彼女のものではない鋭く凛とした声音だった。 「落ち着くといい。動揺はいつだとて短慮の呼び水だ。 君の気持ちは理解できるが、こんな時だからこそ自分を制御するんだ」 「――あなた、は…?」 …イリヤスフィールの前に現れたその男は、鬣のような金髪を靡かせて微笑んだ。 見ている人間を不思議と安心させるような。 もう大丈夫なんだと感じてしまうような…そんな頼もしさがその佇まいにはあった。 威風堂々にして泰然自若。 年嵩にはとても見えないのに老境に入った達人のような完成度の漂う男。 彼は己を呼び出したマスターが歳幼い童女であることに一瞬驚いたようだったが、しかして侮り軽んじることはしなかった。 臣下の礼を尽くすが如くに片膝を突いて。 男は恭しく己が名を告げた。 「カンタベリー聖教皇国が総代聖騎士。セイバー、グレンファルト・フォン・ヴェラチュール。召喚に応じ現界した」 ヴェラチュール。 それが絶対の神を意味する名であることなど少女は知る由もない。 「あ、えと、あ…い、イリヤです! イリヤスフィール・フォン・アインツベルンっていいます。 いろいろと頼りないマスターだとは思うんですけど……その、よろしくお願いしますっ!」 「勿論だとも、マスター。こうして縁が繋がれた以上、私は君を守護する神剣だ。存分に扱き使ってくれ」 イリヤスフィールはサーヴァントという存在のことを知っている。 その身に宿したこともあれば、宿す相手と戦ったこともある。 しかしこうして自分自身がマスターとなり英霊を使役するのは初めてのことだった。 本来であれば"この"イリヤスフィールが聖杯戦争に参加することはあり得ない。 だが、そのあり得ない事態が起こった結果こそがこの現状だった。 イリヤスフィールが人界の神(ヴェラチュール)を名乗るセイバーを召喚して使役する。 そんな異常事態が起こるに至った要因は、言わずもがな万能の願望器…聖杯の仕業であった。 聖杯――イリヤスフィール・フォン・アインツベルンはそれによって選定され、この閉鎖空間へと送り込まれた。 一切の事情を斟酌することなく。 有無を言わさずに呼び出され、願いを叶えるか死ぬかの択一を迫られたのだ。 「…セイバーさん、その――わたしは」 「言わずともいい。君の目を見れば伝わってくる」 意を決して、ぎゅっと噛み締めていた唇を開くイリヤスフィールだったが。 その言葉は他でもないセイバーの声で遮られた。 皆まで言うなとそう言って、神を名乗る男はそれこそ神通力でも使ったかのようにイリヤスフィールの言わんとすることを読んでのけたのだ。 「君には帰らねばならない理由がある。そうだろう」 「──はい。わたしは、絶対帰らなきゃいけないんです。わたしを待ってる友達がいるから」 その瞳は焦燥と動揺が綯い交ぜになった、酷く不安定なものに見える。 しかし注視すれば、その奥底に煌々と輝くものがあることに気付ける筈だ。 それこそがイリヤスフィールという少女の源泉にして最大の美点。 とにかく未熟で何度も躓く彼女だが…その足が止まったことだけはない。 正しくは止まり続けたことはない、と言うべきか。 イリヤスフィールは立ち上がるのだ。 何度でも、何度でも。 辿り着くと決めたハッピーエンドを掴むまで、彼女はどんな現実に直面しても諦めない。 「君のような目をする人間のことは何度も見てきた。 良ければ聞かせてくれないか、マスター……イリヤ。君がもう一度会いたい、そして救いたい友人とやらの話を」 心の内を言い当てられたことに対する驚きはもうなかった。 そう、その通りだ。 イリヤスフィールの焦燥の理由は、単に大事な友人を元の世界に残してきてしまったからというだけではない。 彼女が文字通り身命の懸かった危機的状況に置かれているからこそ焦っているのだ。 自分が早く戻らなければ、戻った時にはもう何もかも取り返しのつかない形に滅んでいるかもしれない。 必ず救うのだと誓ったあの子が――永遠に失われてしまうかもしれない。 そう思えば自然と呼吸は早まり、心臓は早鐘を打ち。 脳は割れそうなほどに痛んだ。 …そしてその点。 彼女がグレンファルトという英霊を引き当てられたことは間違いなく幸運だったと言える。 怖じず惑わず、全てを見通しながらも居丈高になることなく対等に向き合ってくれるその姿は。 予想外の事態に乱れたイリヤスフィールの心をごく速やかに落ち着かせてくれた。 そして気付けばイリヤスフィールは、己が剣となった英傑へ滔々と語り始めていた。 彼女の大切な友とそれを取り巻く陰謀。 そして、ある滅び逝く世界の話を。 「――なるほど。大変だったのだな、君も」 黙ってイリヤの話を聞いていたセイバーはそう呟いて頷いた。 当のイリヤはと言えばもう何を話したのかはよく覚えていなかった。 上手く話せていたかどうかも疑わしい。 今まで溜め込んできた感情を全てさらけ出してしまったような。 何もかもを目前の英霊にぶちまけてしまったような、そんな爽快感にも似た後味だけが残っていた。 「ご、ごめんなさい…。わたし、なんかぶわーって話しちゃって……」 「謝ることはない。確かに要領は得なかったが、そこの所は此方で勝手に補完しながら聞いていたからな」 「要領は得てなかったんですね…」 兎角。 セイバー…グレンファルトはイリヤの見てきた世界の事情を知るに至った。 滅びを間近に控えた世界。 それを抑止する為に編まれる陰謀と戦い。 イリヤが全てを救うと決意した経緯のその全てをグレンファルトは知り、理解した。 その上で彼が抱いた感想は実に率直。 絶対神らしからず思わず口から零したそれが全てだった。 「…やはり、世界というものは脆すぎる」 「え?」 「おっと…すまない、声に出てしまっていたか。 だが君もそう思わないか? 我がマスター、イリヤスフィールよ」 それは疑いのない彼の本心。 傲岸不遜にも神を名乗る男の心情だ。 「たかだか寿命、たかだか限界。 その程度の事で責務を放棄してしまう世界などに何の価値がある。 不甲斐ない。実に無責任だ。世界さえ…宇宙さえまともであったなら君のような子女が身を粉にする必要もなかっただろうに」 「え…っと。セイバーさん……?」 「森羅(セカイ)には進化が必要だ。 人の可能性に、時の流れに…時代の変遷に。 耐えられない宇宙など不要だろう。いずれは誰かが責を果たさねばならない。 さもなくば君の見たような、不当に燃え尽きる宇宙が量産される結果ばかりが積み重なっていくに違いない。 問おう我がマスター。君は……それを善しとできるか?」 立て板に水を流したように淀みなく語るグレンファルト。 そんな彼に困惑しながらも、イリヤは考える。 考えるが――やはりと言うべきか。 答えは出ない。 眉根を寄せて考えに耽る姿勢は良いが、この命題は今の彼女へ投げかけるには少々大きすぎた。 それに。 イリヤが答えを出せずとも…彼女の逡巡する姿勢から読み取れたものはあったようで。 「すまない。少々ヒートアップしてしまったようだ」 「い、いえいえ! わたしの方こそその、ごめんなさい。 わたしなりに考えてみたつもりなんですけど…難しくて」 「考えを巡らせてくれただけでも嬉しいさ。 こう見えても見た目以上に年寄りでな。気を抜くとついつい喋り過ぎてしまう」 肩を竦めるグレンファルトの姿にイリヤも多少気が抜けたらしい。 あははと苦笑する少女の姿は、話好きな老人に付き合ってやる年相応の小学生そのものに見えた。 イリヤがそうしている間も金色の瞳は少女の小さな体をじっと見据えている。 そして満を持して放たれた言葉は、彼女の心の内を正確無比に言い当てていた。 「時にだマスター。思うに君は…聖杯を手に入れようとは考えていないんじゃないか?」 「…え」 イリヤは驚いたような顔をした。 どうして分かったんですか。 そんな言葉がその表情から伝わってくるようだ。 グレンファルトは苦笑し、彼女の続く言葉を待たずに重ねた。 「滅び逝く世界を救いたいと願うような奇特な人間が"それしか手段がない"からといって素直に志を曲げるとは思えない。 何しろ今回の聖杯戦争では、敗北はそれ即ち元の世界に帰る手段の喪失…この世界との心中を意味する。 世界を救うなどと覇を吐く理想家が素直に享受するには、あまりに悲惨すぎる運命だろう」 「…あはは。セイバーさんには敵わないなぁ……」 「マスター。君の優しさは素晴らしいものだ。 誰がどう誹り嗤ったとしても、俺はいつだとて君の志は正しいものだと称賛し肯定しよう。 だが」 そう、彼の言う通りだ。 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは聖杯を望んでいない。 聖杯を手に入れれば確かにあの"滅び逝く世界"を救うことは可能だろう。 だが少女は、その大願成就までの過程で発生する数多の犠牲を認められない。 だからイリヤは聖杯の獲得ではなくそれ以外のアプローチでの生還を目論んでいた。 …それを最初にグレンファルトへ伝えられなかったのは。 彼女もまた、サーヴァントが聖杯戦争の場へ召喚されることの意味を理解しているからに他ならなかった。 サーヴァントは聖杯に託す願いを抱いて現界する。 それは生前の未練であり。 受肉して再度人生を楽しみたいという欲望であり。 そうした打算ありきで現界したサーヴァントに対して無遠慮に自分の夢見がちな理想を伝えればどうなるか。 その想像が付かない程イリヤは馬鹿ではなかった。 「――警告しよう。その先は地獄だぞ」 グレンファルトも当然己が主の葛藤は想像できた。 されど千年を生きた神祖である彼は容易くその本心を見抜き言い当ててしまう。 更にその上で投げかけた。 おまえが目指そうとする道は、艱難辛苦に溢れた文字通りの地獄道であると。 「誰も彼もを救うなど夢物語だ。 誰もがそれを目指しそして敗れ去っていく。 現実と折り合いを付けていく、それが普通だ。何故か分かるか?」 「……」 「辛いし、苦しいからさ。 自分の選んだ道にそぐわなかった結果生まれた犠牲を"仕方なかった"と目を瞑って進む方が圧倒的に楽なのだよ。 誰も彼もが話せば分かってくれる善人ならばまた話も違うだろうが現実はそうではない。 他人の不幸を第一とする人間や、自らの獣性の全肯定を臆面もなく願える人間。 そんな連中を相手に何を説いた所で結局は馬の耳に念仏だ。どれだけの想いを載せて訴えたとて、最終的にはほぼほぼ意味を成さない。 そんな徒労を経るくらいならば最初から一定数の犠牲を良しとし、自分の理想にそぐうお題目を用意して護身し進んだ方が話は遥かに早い」 …先刻グレンファルトは自らを老人と自虐したが。 それは自虐ではあっても大袈裟ではなかった。 彼は自らを総代騎士と名乗ったが、その称号は表の顔に過ぎない。 彼は英霊になる前に既に人間を超克した存在。 人の肉体と離別し、久遠の時を生きる超越者と化した生命。 即ち――神祖(カミ)と。 グレンファルトはそう呼ばれた存在であった。 「それでも君は目を開けるのか? イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。 滅び逝く世界の手を握り続ける救いの御子よ」 秩序とは我慢であり。 近道とは妥協である。 長生きをすればする程それが分かってくる。 どんな御大層な理論の末に生み出される真理よりも明確にこの世の理を射止めた処世術だ。 十年、二十年…あるいは百年青い理想を抱え続けることができても。 次の百年、二百年。 五百年は凌げない。 千年と経つ頃には理想の若木はすっかり老木と化し、我慢と妥協の末に導き出される合理的なハッピーエンドをこそ是とするようになる。 人間誰しも老いることには逆らえない。 肉体のみでなく魂さえその例外ではなかった。 「わたしは…正直、セイバーさんの言うことは……わかりません! わたしまだ小学生だし、クラスカードとかそういう話が出てくるまでは本当に普通の子供でしたし。 時間を重ねて大人になったらもしかしたら、セイバーさんの言う通りにしておけばよかった~って……。 そう思う日が来ないとはちょっと言い切れません。でも――」 「でも?」 「…未来のわたしがどう思うかはわかりませんけど。 今のわたしは、そうしたいと思ってます。 わたしはこの心に嘘をつきたくない」 「…茨道だと知ったその上で。それでも、進むと?」 「――はい。だからわたしに力を貸してください、セイバーさん」 しかしイリヤはまだ若い。 幼いと言ってもいいだろう。 彼女の眼には光が灯っていた。 全てを焼き尽くす光ではない。 全てを照らし、人々の心の標となるような光。 他人に勇気を与える有意義な足跡になり得る輝き。 光の奴隷と呼ばれる人種とは明確に異なるヒカリだった。 「わたしには救いたい世界があって…助けたい友達が居るんです。 けどだからってこの聖杯戦争を仕方のないことなんて諦めたくない。 わたしの無茶を……わたしと一緒に叶えてほしい」 「覚悟は…あるのだな?」 「…あります。怖いし不安だし、上手くできるかなんてわからないけど、それでも――」 自分の進む道が艱難辛苦に溢れた剣ヶ峰であることは百も承知。 その上でイリヤは"それでも"と意思の光を輝かせた。 「わたしは戦います。バカで向こう見ずなわたしのわがままを通すために」 見上げたものだとグレンファルトはそう思う。 彼女こそは紛れもない正しき光を胸に歩める人間。 その佇む姿一つで万人に勇気を与え心に巣食う闇を照らす太陽。 挫けず諦めず前を向いて手を伸ばし続ける勇者(ブレイバー)。 彼女ならば、あぁともすれば。 世界の一つや二つは本当に救ってのけるかもしれない。 千年を歩み人間という生き物の何たるかを知り尽くした神をしてそう思わせる暖かな光。 それが虚飾や驕りに依るものでないのだと分かったならば…是非もなし。 「だから力を貸して下さい、セイバーさん」 「…そうまで言われて断る訳には行くまいさ。 それに土台、俺は君を勝利に導く為にこの現世へまろび出た禍魂だ。 今の問答はひとえに老婆心の賜物だ。君のように眩く優しい心を持った人間が挫折し慟哭する光景を何度となく見てきたものでな。 あまりに大人げない意地悪をしたという自覚はあるが、寛大な心で赦してくれると助かる」 グレンファルトが彼女の申し出に返す言葉は一つだった。 「この剣、そしてこの魂。総てを君に相応しい…より良き世界の為に使うと誓おう。 これより君へ降り注ぐ艱難辛苦のその総て、このグレンファルト・フォン・ヴェラチュールが打ち払う」 此処に改めて主従関係は成立する。 グレンファルトはイリヤの望みを叶える為に全身全霊を尽くすだろう。 イリヤもそれを理解したのかほっと胸を撫で下ろす。 彼女にも自覚はあった。 自分の願いは、普通のサーヴァントには決して受け入れられないだろうと。 聖杯戦争の勝利は目指さず、より多くの人を連れての平和的な生還を目指す。 …だから協力しろなどと言おうものならまず間違いなく剣呑な目線が返ってくるに違いない。 しかしグレンファルトはそうではなかった。 「この戦いの弥終まで。どうぞ末永くよろしく頼もう…我がマスター」 彼はイリヤの夢のような理想を受け入れてくれた。 その上で君の味方をすると誓ってくれた。 だからイリヤは微笑んで感謝を告げた。 安堵と今後に向けて兜の緒を締め直す。 理想を押し通す決意を新たにする。 そこでふと、イリヤは思った。 いつもは喧しく喋り倒す魔術礼装。 マジカルルビーの声がしない。 目を落とせばルビーの輝きは見慣れない翠色のそれに変わっており、イリヤが「ルビー?」と呼びかけても一つたりとて物を言うことはなかった。 “…どうしたんだろう。違う世界に来たから、少し不具合でも起きてるのかな……?” その疑問にイリヤが強く執着することもまたなかった。 彼女は強く頼もしい相棒の協力を得られた達成感で胸を一杯にしている。 彼に対する不信など一抹たりとてない。 何故なら彼は、疑いの目を向ける相手としてはあまりにも…完成されすぎていたから。 威風堂々と自分の前に立ち親愛の眼を向ける彼を疑うなど、イリヤには不可能だった。 こうしてイリヤスフィール・フォン・アインツベルンは最初で最後の岐路を間違え。 過去千年山の様に居たあらゆる民草と同じように、神祖(かれ)の掌で踊る身へと落魄れたのであった。 ◆ ◆ ◆ 「何たる僥倖、何たる運命だ。よもや再び神天地を目指し邁進できる機会が巡って来るとは」 男の名前はグレンファルト。 グレンファルト・フォン・ヴェラチュール。 人間としての真名は…九条榛士。 文明滅亡の引き金を引いた日本人の一人にして、最優なる神天地(アースガルド)への到達を掲げて歩む絶対神である。 千年を歩んだ不死身の神祖にも年貢の納め時は訪れた。 抱え温め続けた理想の成就を阻むように現れた邪竜の手で。 否――もう一人の九条榛士の手で。 勝利の対価に滅びを与えられ、神祖グレンファルトは神天地の成就を遂げる事なく安息の眠りに沈んだ。 「あの結末に悔いも怨みもありはしない。邪竜の応報を甘んじて受け止め、納得のままに眠るつもりだったが…」 筈だった。 だが現にグレンファルトは此処に居る。 世界と友を天秤にかけた命題に、両方救ってみせると答えた幼い星光少女(カレイドライナー)の神剣として。 邪竜と相対したその時と僅かたりとも変わらない威風堂々たる佇まいのまま古の故郷、東京の大地を踏んでいる。 その意味する所を理解できるのは彼を滅ぼした邪竜かその運命か。 もしくは彼と共に千年を共に歩んだ仲間の神祖三柱のみであろう。 何故ならこの男は疑いの眼で見るにはあまりにも誠実すぎるから。 語る言葉は頼もしく、見据える瞳に嘘はなく。 肩を並べれば勇気が湧き、背を見つめれば心が安らぐ。 現にイリヤも彼を疑う心など欠片たりとて持ってはいなかった。 「やはり俺も人間だな。手が届くと分かると途端にまた欲しくなる」 しかしそれが一番の落とし穴。 グレンファルトは聖なる騎士などではない。 ましてや善良な神などでは断じてない。 千年の時を経て育まれた機械の如き超越者。 人の心などとうに失い、悲しい程破綻した万能を振り翳しながら突き進む者。 彼の他の神祖達は人奏の手により救われた。 安息の眠りに沈み、最早身の丈に余る野望を目指す事はない。 が――その中で唯一このグレンファルトは違う。 彼だけは神祖の中でも異端。 手の付けようもない大馬鹿者の大神素戔王(ヴェラチュール)は死の一つ、納得の一つでは休まらない。 死を越えたその先に次の機会なんてものがあるならば…是非もなし。 「感謝しよう、マスター。君の願いがあったからこそ俺はこうしてもう一度理想への歩みを始められた。 君が私に全てを打ち明けてくれたからこそ…決意を新たにすることもできた。 あぁそうだ。何を躊躇っていたのだ嘆かわしい――見目麗しい幕切れの一つ二つで欺かれるなよ大神素戔王。 簡単に滅ぶ世界などそうなる可能性があるという時点で悪なのだ。イリヤスフィールは俺にそれを思い出させてくれたッ」 当然のように生前の結末と訣別する。 得た筈の安息を蹴り捨てて歩みを再開する。 英霊の座とこれ程までに相性の良い英霊は恐らく少ないだろう。 斯くして大神素戔王は再び自分の理想を叶えるべく進軍を開始した。 この世界には自分の思うままに動かせる聖教皇国も同胞達も存在しないが…だから何だという。 「イリヤスフィール。君の勇気と輝きに敬意を示し、俺も改めてこう宣言しよう――やはり必要なのは神天地だ」 全ての人類が森羅の限界などという下らぬ事柄に縛られず思い思いに生き、そして救われる為に。 神天地が必要だ。 全ての人類の可能性と未来を受け入れ許容できる優しい宇宙が。 邪竜が齎した滅びなど何のその。 英霊の座を足場に、聖杯戦争を梯子にしてグレンファルトは再びその境地を目指す。 世界を救うならばその手段は最も端的であるべきだから。 最も端的に、簡潔に、完全無欠の宇宙を作り上げてみせると神は挑戦者の目に戻る。 「俺は君に必ずや勝利を届ける。そしてその暁には、君の世界をも俺が救ってみせよう。 それこそが、俺の魂を再び常世へ呼び起こしてくれた君にできる唯一の返礼だ。 生きろイリヤスフィール。君の輝きはあまりに尊く美しい。故に今、神祖グレンファルトの名の許に言祝ごう」 翠光を放ち沈黙を保つマジカルルビー。 彼女の無言が神祖の工作に依るものだとイリヤが気付く時は遥かに遠いだろう。 グレンファルトは現界するなり即座に処置を施した。 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンという幼子に客観的視点を与える余地のある魔術礼装を翠星晶鋼(アキシオン)で上書きした。 何のために? 決まっている。 計画に不確定要素が入り込むことを避けるため。 イリヤが神祖の掌を離れることを避けるため。 グレンファルトはイリヤに悪感情を抱いていないし、彼女の生き様やその輝きは尊いものだと心の底からそう思っている。 だが結局。 それはそれ、これはこれ――なのだ。 「喜ぶがいい若人よ。君の願いは必ず叶う」 彼は人を超越した現人神。 あらゆる事態に慣れているからその心は何をしたとて揺るがない。 良心の呵責も後顧の憂いも彼の中には微塵たりとて存在しない。 だからこんなことも簡単にできる。 自らが尊いと、守ってみせると誓った相手の信頼に背くような行為ですら…彼にとっては何ということもない。 全ては目的を遂げるため。 最後に勝って今度こそ笑顔でかの天地を迎え入れてやるために。 神の指先が、聖杯を目指す。 【クラス】 セイバー 【真名】 グレンファルト・フォン・ヴェラチュール@シルヴァリオラグナロク 【ステータス】 筋力B 耐久EX 敏捷B 魔力A+ 幸運A 宝具A 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 対魔力:B 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:B 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。 幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。 【保有スキル】 神祖:A+ 自立活動型極晃現象とでも言うべき超常生命。 自己の根幹を担う魂が三次元上に存在しない関係上、物理的な破壊で殺害することができない。 頭蓋や心臓の破壊のみならず、細胞ひとつ残さぬように消し飛ばしても数秒で結晶から復活を遂げてしまう完全無欠の不老不死。 一方で高次元との接続を断ち切る術や結晶化そのものを阻害する能力。聖杯戦争で言うならば"不死殺し"の類にも弱い。 極論。グレンファルトはマスターの存在すら本質的には必要としていない。 千年の智慧:A 千年を生き現人神として君臨し続けたことにより得た超越者の智慧。 英雄が独自に所有するものを除いたほぼ全てのスキルをB~Aランクの習熟度で発揮可能。 精神性がヒトからかけ離れ過ぎてしまっている為、精神に干渉するスキルに対しても同ランクの耐性を持つ。 使徒洗礼:A 神祖としての力を分譲し、神の眷属を作り出す能力。 使徒となった人間は身体能力の向上と異能"星辰光(アステリズム)"の獲得、そして高度の不死性を獲得する。 主同様肉体が消し飛ぶほどの衝撃からでも数秒で再生。 神祖との接続を破断しなければ殺害不可能の魔人を作り出すことが可能。 しかし不死のランクでは太源たる神祖に劣るため、厳密には主のような"完全な不死身"ではない。 サーヴァントの身に堕ちている事もあり、現在のグレンファルトでは使徒にできるのは一人が限度。 【宝具】 『戴冠王器・九天十種星神宝、人界統べるは大神素戔王(Heaven-Regalia Veratyr)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500 星辰体結晶化能力・万能型。 翠星晶鋼(アキシオン)と呼ばれる物質化した星辰体を生み出しながらそれを基点にあらゆる破壊現象を顕現させる。 "何事もあればあるほどいい"を地で行くようにすべての性質が押し並べて突出しており、更に出力も高いことから弱点と呼べる点は一切ない。 万能型の名に恥じず応用性が非常に高く攻撃方法も実に多彩。 攻撃、防御、果てには回避や救援、自己強化まであらゆる全てが思いのまま。 グレンファルトが積んだ研鑽の全てを強さに直結させたような宝具であり、空前絶後の経験値を以って繰り出される神威の星に限りはない。 【人物背景】 革新と破壊に長けた絶対神──西暦に終止符を打った未曾有の人災、大破壊(カタストロフ)を生き延びた正真正銘の日本人。 人類種族の完全上位、あるいは成れの果てとでも呼ぶべき超越者。 刻まれた喪失を覚悟に変えて膨大な時を歩んできた。 果てなく成長を遂げ続けた結果として、グレンファルトの精神に人間らしい弱さや脆さは欠片も残っていない。 人知の及ばぬ在り方はまさしく人外──神の在り様である。 【願い】 聖杯の掌握と確保。 神天地(アースガルド)創造のための糧とする。 一度や二度の死と納得で俺の理想が折れるとでも? 【マスター】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 【願い】 元の世界への帰還。 美遊を助ける。 【能力】 カレイドの魔法少女。 キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが作り上げた第二魔法応用謹製による一級品の魔術礼装、カレイドステッキにより魔法少女(カレイドライナー)に転身することができる。 変身後は常時魔術障壁による防御や身体能力強化など様々な効果を受け続けることが可能。 更にイリヤは複数のサーヴァントカード…通称"クラスカード"を所持してもおり、これを用いて英霊の力を借り受けることも可能となっている。 【人物背景】 数奇な出会いと運命を経て日常から戦いの中に歩み出た少女。 終わり逝く世界を救う決意(ユメ)を胸に戦う。 そんな彼女が世界の行く末を憂いた絶対神を引き寄せたのは必然だった。 【方針】 誰かを殺すことはしたくない。 セイバーさんと一緒に戦って元の世界に帰り、美遊を必ず助けてみせる。
https://w.atwiki.jp/222seihaisensou/pages/24.html
「サーヴァントと契約して、聖杯戦争のマスターになりなさい」 学校帰り、突然自分を拉致した少女、遠坂凛は何の脈絡もなくそう言い放った。 エーデルフェルト家所有のリムジンに冷たい空気が流れる。 「えーっと、リンさん。言ってる意味がわからないんだけど……?」 「ああごめん。ちょっと言い方が唐突すぎたわ。 ここ最近、テレビや新聞やらで聖杯戦争って単語ぐらいは聞いてるでしょう?」 「うん、学校のみんなもよくその話出してる。 確か何かの木片を持ってると参加できるとかって……」 クラスカードを巡る事件が収束してからちょうど十日ほど後のことだった。 何の前兆もなく、突然聖杯戦争なる怪しい催し物の宣伝が各メディアで行われはじめたのだった。 もちろん信じる人間の方が少ないが、担任の藤村先生が珍しく真剣に参加なんてしないようにと言っていたのを覚えている。 「そう、それよ。正確にはゴフェルの木片ね。 ノアの方舟の材料になったと言われてる、れっきとした聖遺物。それがゴフェルの木よ。 で、そのゴフェルの木片を持っていることが月の聖杯戦争に参加する条件になる」 「えっ……月?」 「一般にはまだ伏せられてるけど、数日前に月に超高度な観測装置があることがわかったの。 ムーンセルと名付けられたその観測装置には地上の物理法則を塗り替える願望器としての性質があることもね。 そして願望器を使う権利を得るために行われるのが聖杯戦争―――つまり、人間同士の殺し合いよ」 あまりにもスケールの大きい話に頭がついていけない。 よく見れば、凛の表情は今までにないぐらいに険しいものになっている。 「それで、カレイドステッキを持っているあんたには協会から送られてきたこの木片を使って聖杯戦争に行ってきてほしいのよ」 「は?…………ええっ!? 無理無理無理!そんなの絶対無理だって!! だって、だって殺し合いって……!」 「話を最後まで聞きなさい。何もあんた一人で行かせようってわけじゃない。 それにまだ説明していないことがあるの。 聖杯戦争は地上から参加するマスターと、マスターに与えられる戦闘代行者であるサーヴァントによる戦いよ。 前に回収したクラスカードに宿った英雄を、理性がある状態で従えると思ってくれれば良いわ。 そしてマスターは絶対命令権である令呪によってサーヴァントを従え、魔力を供給することでこれを維持する。 無限の魔力を得られるステッキを持ってるあんたはこの時点で他のマスターより圧倒的に有利よ」 今まで以上に丁寧に説明する凛の心中は暗い。 宝石翁から命じられた「聖杯の確保ないし封印」に子供を動員しなければならないのだから。 任務を抜きにしても、野心を持った魔術師が聖杯を手に入れた時に生まれる被害を考慮すれば何もしないわけにはいかなかった。 そんな複雑な状況だからこそ、打てる手は全て打っている。 「凛さんの無茶振りは今に始まったことじゃないですけどねー」 「大体あんたのせいでしょうがこのバカステッキ!! 私たちも木片を手に入れ次第すぐ行くから、とにかくそれまで何があっても生き延びて。 あとこれ。セイバー、ランサー、アサシンのクラスカードにサーヴァントを呼び出す触媒になる聖遺物。 伝承の通りなら実力は折り紙つきで人格的にも頼めば必ずあなたの力になってくれるはずよ。 基本戦いに関してはサーヴァントに任せればそれで良いから」 「は、はい……」 「……と、いうわけなんです」 「なるほど、戦意に欠けると思えばそういう事情だったか」 こうして現在、イリヤは聖杯戦争に参加し、カレイドステッキ・マジカルルビーによって記憶を早期に取り戻して予選を突破した。 そして凛から渡された聖遺物を触媒に召喚したのが白髪痩躯に黄金の鎧を纏ったサーヴァント、ランサーだった。 鋭い眼光につい萎縮してしまうのも無理のない話だろう。 「あのー…怒ってます? 私、特に願い事とかもないのに呼び出しちゃって……」 「いや、構わない。事実、オレに聖杯にかける類の願いはない。 オレのマスターは君だ。その指示には従おう。 それに君とて何の願いもない、というわけではないだろう。 聖杯を使うには大げさな、ささやかな願いを持っているはずだ」 「うっ…!?」 ランサーの指摘に思わず赤面してしまった。 聖杯で義兄、士郎と結ばれたら、という邪な思いがあったことは否定できない。 もしや初対面で見抜かれるほど自分はわかりやすいのだろうか。 「ともあれ、予選期間中は下手に動くべきではないな。 本戦まで生き延びてから君の知り合いを探す方が得策だ」 「あっ、はい……。 はあ、クラスカードがあればなあ…」 せっかく持ち込んだクラスカードだったが、ルーラーなる存在に没収されてしまっていたようだ。 少し汚い字で「一応ステッキは許可しますが英霊の夢幻召喚なんてズルは認めませんよ?」と置き手紙があったので間違いないだろう。 「あっ…カードがないってことはリンさんに怒られる!?」 鬼のように怒り狂う凛の姿を幻視して別の意味での恐怖が膨れ上がる。 まず彼女への言い訳から考えなければいけないようだった。 【博多/2014年7月2日(水)1010】 【マスター】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kareid liner プリズマ☆イリヤ 【参加方法】 遠坂凛の指示で参加。 ゴフェルの木片は魔術協会から送られてきたもの。 【マスターとしての願い】 殺し合いはしたくないけど、とにかく無事に帰りたい。 聖杯の力でお兄ちゃん(士郎)と両想いになりたい……? 【Weapon】 カレイドステッキ・マジカルルビー…魔法使い・宝石翁ゼルレッチの制作した愉快型魔術礼装カレイドステッキとそれに宿っている人工天然精霊。愛称(自称)はルビーちゃん。 任務によって宝石翁から遠坂凛に貸し与えられマスターとしたが、ルヴィアとの私闘に明け暮れる凛に呆れ、妹と共にマスターを見限った。 その後イリヤを詐欺同然の強引な手口で魔法少女にする。 子供のおもちゃにあるような「魔法少女のステッキ」そのままの外観でヘッド部分は五芒星を羽の生えたリングが飾っている。羽のモチーフは鳥。 自分が楽しければ他はどうでもいい、という傍迷惑な性格で、ぶっちゃけトラブルしか起こさない。 平行世界からの干渉によってマスターへ無限の魔力供給が可能。また、Aランクの魔術障壁の他、物理保護、治癒促進、身体能力強化といった恩恵を常に与えている。 ただし、供給量・持続時間は無限でも、一度に引き出せる魔力はマスターの魔術回路の性能に依存するため、結局は効率的な魔力運用は欠かせない。 機能の一つに、魔術ではなく「純粋な魔力」を放出するというものがあり、砲弾、散弾、ブレード状に固定、といったバリエーションで駆使する。 これらは普通の魔術が利き難い黒化英霊の持つ魔術障壁に対し有効。 ある程度、形・大きさを変えることができるらしく、使用時以外は手で持つステッキ部分を消して、羽の生えた星型の丸いヘッド部分のみの姿となって、イリヤにまとわりついている。 しかし現在は制限により自律行動はできなくなっている。 クラスカード…神話の英雄の力を宿した特殊なカード。 極めて高度な魔術理論で編み上げられており、何の前触れもなく冬木市に現れた。 本来の使用方法は夢幻召喚(インストール)と呼ばれるもので、英霊の座へアクセス、役割に応じた英霊の力の一端を写し取り、自身の存在に上書きするという擬似召喚である。 イリヤはセイバー、ランサー、アサシンのカードを持ち込んで参加したが、それを見咎めたルーラーによっていずれも没収されてしまった。 どこかには保管されているかもしれない。 【能力・技能】 能力の大半は彼女自身のものではなく、カレイドステッキのマジカルルビー及び回収したクラスカードを利用した「魔法少女」としてのもの。 アニメで培った想像力と発想力のおかげで、本来難度の高い飛行能力を難なく習得するなどの才能を見せる。 また、凛やルヴィアすら思いつかなかったクラスカードの夢幻召喚(インストール)という使い方を発見しているが、これは彼女自身も把握していない魔術の素養がもたらしている能力であり、彼女の発想力から生まれたものではない。 しかし現在は一枚もクラスカードを所持しておらず、燃費の悪いカルナへの魔力供給もあって十分な戦闘力を発揮できなくなっている。 また幸運が異様に高く、カルナの幸運値上昇にも一役買っている。 ちなみに彼女はもう一人の自分と分離する前の時期から参加している。 【人物背景】 穂群原学園小等部(5年1組)に通う小学生。義兄の衛宮士郎、本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ リーゼリットの姉妹と四人で暮らしている。 父の衛宮切嗣、母のアイリスフィール・フォン・アインツベルンは仕事で家を空けている。 なお、士郎は切嗣の養子で、イリヤとの血縁はない。切嗣とアイリは夫婦ではあるが籍は入れていないため、イリヤと切嗣・士郎とでは姓が異なる。 足の速さが密かな自慢。「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」というアニメを好んで見ている。 カレイドステッキに見初められ、ただの一般人だったイリヤが、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、魔法少女プリズマ☆イリヤとなる。 物語当初は「巻き込まれただけの一般人」だったイリヤだが、次第に彼女にも秘密があることが明らかになっていく。 性格はとある平行世界と違い一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。 言ってしまえば単純な性格。ただ、根幹は一緒なのか、隠れたSっケなどの素養は持っているようである。 精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。 メイドというものに異常なまでに興奮してメイド姿の美遊を(たぶん)性的な意味で襲ったり、極限状態とはいえ士郎を幼女三人がかりで性的な意味で襲ったりと若干おかしな部分もある。 【方針】 何とか殺し合いに乗らずに生き残りたい。 リンさんたちが来ているなら合流したい。 【クラス】 ランサー 【真名】 カルナ@Fate/Apocrypha 【属性】 秩序・善(混沌・悪) 【ステータス】 筋力 B 耐久 A 敏捷 A 魔力 B 幸運 A+ 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:C…二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 ただし宝具である黄金の鎧を身に付けている時はこの限りではない 【保有スキル】 貧者の見識:A…相手の性格・属性を見抜く眼力。 言葉による弁明、欺瞞に騙されない。 天涯孤独の身から弱きものの生と価値を問う機会に恵まれたカルナが持つ、相手の本質を掴む力を表す。 無冠の武芸:-…様々な理由(身分など)から他者に認められなかった武具の技量。 相手からは剣、槍、弓、騎乗、神性のランクが実際のものより一段階低く見える。 真名が明らかになると、この効果は消滅する。 属性が二つ存在するのもこのスキルの影響によるもの。 ちなみに、幸運の数値はカルナの自己申告であり、実際の数値はCランク相当である。 騎乗:A…幻獣・神獣ランクを除くすべての獣を乗りこなす。 逸話では戦車を操り、ライダーのクラス適性を持つ程に優れている。 神性:A…太陽神スーリヤの息子であり、死後にスーリヤと一体化するカルナは、最高の神霊適正を持つ。 この神霊適正は神性がB以下の太陽神系の英霊に対して、高い防御力を発揮する。 魔力放出(炎):A…武器に魔力を込める力。 カルナの場合、燃え盛る炎が魔力となって使用武器に宿る。 やろうと思えば炎の翼を生やしての飛行や宝具化した杭を焼き尽くすこともできるが非常に魔力消費が激しいため長時間の使用は避けている。 【宝具】 「日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ クンダーラ)」 ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 カルナの母クンティーが未婚の母になることに恐怖を感じ、息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具である。 光そのものが形となった存在であるため、神々でさえ破壊は困難。カルナの肉体と一体化している。 物理、概念を問わずあらゆる攻撃のダメージや効果を十分の一に削減する。 ただし削減できるのは外界からの干渉のみで、内側からの攻撃に関しては効果適用外である。 この宝具の効果によるものか、カルナは致命傷に近い傷も即座に回復する高い自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。 「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」 ランク:A 種別:対軍~対国宝具 レンジ:2~60 最大捕捉:400人 バラモンのパラシュラーマから授けられた弓術の奥義。 対軍、対国宝具。クラスがアーチャーなら弓、他のクラスなら別の飛び道具として顕現する。 ランサーのクラスでは目からビームを放つ。 実際にはビームではなくカルナの強烈な眼力が視覚化されたもの。 ブラフマー神(梵天)の名を唱えることで敵を追尾して絶対に命中するが、呪いにより実力が自分以上の相手には使用できない。 「梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)」 ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:2~90 最大捕捉:600人 「日輪よ、具足となれ」と並ぶ、隠されたカルナの宝具。彼の奥の手である。 ブラフマーストラに、カルナの持つ炎熱の効果を付与して発射する。 元より広い効果範囲を持つブラフマーストラの効果範囲が更に広がり、威力も格段に上昇する。 その一撃は核爆弾に例えられている。 「日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)」 ランク:EX 種別:対軍・対神宝具 レンジ:40~99 最大捕捉:千単位 インドラが黄金の鎧を奪う際、彼の姿勢が余りにも高潔であったため、 それに報いて与えた神々をも打ち倒す、一撃のみの光槍。 雷光でできた必滅の槍。黄金の鎧と引換に顕現し、絶大な防御力の代わりに強力な"対神"性能の槍を装備する。 発動する際、槍の穂先から強烈な光の一撃を放つ。奈須きのこ曰く「インド版バスターランチャー」。 発射後、槍自体は残るがこの宝具の真名解放は二度と出来なくなる。 【人物背景】 パーンダヴァ王家とカウラヴァ王家の戦いを描いたインドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する、「倒される側の英雄」。 人間の姫であるクンティーと太陽神スーリヤとの間に生まれた黄金の英雄で、インド神話の大英雄アルジュナのライバルとして名高い。 性格は全ての物事を「それも有り」と解釈し、下された命令の好悪は考えず、その命令がどういう事態を引き起こすのかも敢えて思考を止めている。 彼にとっての第一義は自らを召喚したマスターに仕えることであり、命令に逆らう事はまず無い。そもそも逆らうという考え自体が存在しないように振舞っている。 絶世の美男子だが、目付きは鋭く、他人を寄せ付けないものがあり、幽鬼のような白い肌といつも表情を崩さないため冷酷な人物に見られがち。 敵には容赦なく、言動も余分なものが無いため、一見すると人間性を感じさせないが、本当は大変思慮深く義理堅い人物で、英霊の中でも特に人間的に優れた人物。 その徳を積んだ人柄と生前の生き方から「施しの英雄」と称され、他者の頼みは道理さえ通っていれば大抵は断らず、それは敵対する者であっても例外ではない。 また誇り高い武人であり、作中では黒のセイバーに正面から戦いを挑み、彼の武練を賞賛する。 彼の言葉は非常に率直で、あらゆる欺瞞、虚飾を切り捨てる鋭さがある。 これが『悪』と勘違いされる最大の原因で、自らを偽る言動、取り繕う態度や信念などを全て見抜いた上で、相手が言われたくない事やその本質を語ってしまい、余りの率直さによって相手の怒りを買いやすく大抵の相手に嫌われて戦闘を余儀なくされてしまう。。 しかし、彼の言動は他者の短所を嫌悪してのものでない。 彼に取って、相容れぬ信念も理解出来ない美醜も尊ぶもの。 人それぞれの立ち位置を肯定する彼にとって、相容れぬ信念も理解できない美醜も嫌悪の対象にはならず、「それもまた良しだ。…いや。正直、少しばかり羨ましい」と内心では感心している。 だが彼は無口で激昂した相手を宥められるほど器用ではなく、“本当に伝えるべき感想”を表だって出さないため、結果として“あらゆるものを嫌っている”人物であると誤解されてしまう。 サーヴァントとしてこれ以上ないほどの人物だが、敵どころか自分のマスターにすら嫌われやすいのは、この口下手さが原因である。 余談だが、今回の彼は時計塔から送られてきた聖遺物を触媒に召喚された。 【サーヴァントとしての願い】 自分の助力を乞い、召喚したマスターに仕えること。 例え召喚した人物が目的のために手段を選ばない魔術師であろうと、あらゆる物事から逃避する怠惰な人間であろうと、殺し合いという現実に怯える少女であろうとそれは変わらない。 この願いのためカルナはマスターの命令がどのようなものであれ忠実に従う。 しかし、その行動がマスターに取って最も必要な事だと判断したならば、例えマスターの命令だろうと刃向かう意志を見せる。 【基本戦術、方針、運用法】 カルナ自身の方針は前述の通りマスターの指示に従うことであり、マスターの方針がカルナの方針である。 能力を生かすのであれば、戦士としてだけではなく斥候として活用しても結果を残せる。 カルナはアーチャーのクラス適性も持っており、数キロ先の乗用車のナンバープレートすら正確に視認できる超視力を有している。 またカレイドステッキによる無限の供給により(マスターは全く戦闘できなくなるが)常時魔力放出を使用することも可能になっている。 さらにルーマニアにおいては知名度の低さから存在が劣化していたが現在はその制約が若干緩和されており、耐久のステータスがランクアップしている。 しかし上記のカルナのスキル、宝具、能力などは彼自身を語る上で半分程度のステータスでしかない。 カルナ最強の武器とは、あらゆる不幸を受け入れながら誰一人恨むことのなかった強い意志である。 その強靭な意志は例えどのような苦痛を受けようとも一切動きが鈍ることはなく、致命傷を負っても長期間現界し続けるほど。 とはいえカルナもサーヴァントである以上マスター不在による消滅だけは避けられない。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/204.html
登録日:2011/01/15(土) 21 15 52 更新日:2024/03/21 Thu 18 34 33 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 9歳 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero お願い!アインツベルン相談室 アイリ アイリスピード アイリス腐ィール アイリ先生 エアブレイカーママ キャスター プリズマ☆イリヤ ホムンクルス マダム ママのカン 主人公の親 人妻 切嗣の嫁 大原さやか 天の衣 峠最速の人妻 巨乳 愛の針金パンチ 母親 貴腐人 走り屋 車を運転させてはいけない人 針金細工 魔術師 Irisviel von Einzbern 『Fate/Zero』のヒロイン。 声・大原さやか 身長:158cm 体重:52kg 誕生日:1985/2/1 サイズ:B85/W56/H84 衛宮切嗣の妻であり、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの母。愛称はアイリ。 人間ではなく、アインツベルンによって錬成されたホムンクルス。 第四次聖杯戦争においては夫・切嗣の戦略に従い、セイバーの表向きのマスターとして戦場に立つ。 母としての慈愛と、貴人としての気品、子供のような純真さを合わせ持った女性。 普段は穏和で朗らかな貴婦人だが、眦を決し居丈高に振る舞えば女帝さながらの貫禄を発揮する。 切嗣からメルセデス・ベンツ300SLクーペを与えられ、運転の仕方を教わっている。 ドイツのアインツベルン城では庭をグルグルしていただけとのことで、冬木に持ち込んだ後、公道デビューした。 本人はもう最高と浮かれていたが、助手席のセイバーは強ばった苦笑いで「達者な、運転……ですね……」と評している。苦手なものに交通安全がある時点でお察し。 衣装選びも好きな様で、冬木での自分とセイバーの格好も彼女が選んだ。 節約が苦手というだけあって、高級なものでまとめてしまったらしく、美貌も合わさって街中では非常に目立っていた。 因みに絵だとセイバーと切嗣とでペアルックにした様に見えるが、文ではセイバーのシャツは濃紺とあり、 アイリの台詞にもある通り、自分の衣装と対比をなすコーディネートにした様だ。 切嗣とは対照的にセイバーとの関係は非常に良好で、召喚後の短い期間で互いに深い信頼で結ばれた。 セイバーからはサーヴァントとしての契約とは別の、騎士としての忠節を誓われている。 また彼女自身も、あらゆる意味で相容れない切嗣とセイバーの「緩衝材」となるよう努めて振る舞っていた。 お転婆な姫君に振り回される生真面目な騎士……そんな二人の姿は、ときに「主君と従者」というより「姉妹」のようでさえあった。 一方で、古くから切嗣の傍らに侍ってきた久宇舞弥に対しては、 その氷のような無表情さと感情を見せない人柄にきっと冷徹な人なのだろうという印象を持ち、苦手意識を持っていた。 だが、言峰綺礼がやって来ていると言ったとき、彼女が感情を見せ、それを目にしたことで舞弥への印象が変わり共闘。 「切嗣を守る」という共通の目的を通じ、友情めいた信頼関係を築くようになる。 アニメ版では、舞弥への心情がほぼカットされ、2人で綺礼と戦おうという独白だけが残った為、視聴者にセイバーを省いたと誤解されることに。セイバーも勿論頼りにしてます。 アインツベルン謹製のホムンクルスだけあって魔術回路は非常に優秀で、純粋な魔術師としての位階は夫より高位。 戦闘用の魔術こそ持たないものの、アインツベルンの誇る錬金の秘奥、「貴金属の形質操作」と「疑似生命の創出」に関しては他の追随を許さない。 作中では、銀の針金で鷹の使い魔を即席で組み上げ、敵に当てた瞬間に元の針金に戻して縛り上げる魔術を行使、言峰綺礼を一時的にだが拘束せしめた。 また、錬成した体組織を移植することで重傷を負った久宇舞弥を治療した。セイバーにも遠隔で治癒魔術をかけている。 万が一に備えた切嗣の指示で、体内に『全て遠き理想郷』を埋め込んでおり、セイバーが近くにいる限りどんな負傷も回復できる。 究極のホムンクルス(つまりイリヤ)の母体として設計されたプロトタイプであり、聖杯の器の守り手。 聖杯の器は自身の臓器に溶かし込む形で隠し持っており、サーヴァントを4騎取り込むと、器が形を取り戻し、残ったアイリスフィールの肉体は焼き払われる。 第三次聖杯戦争が聖杯の器の破損により失敗した為、第四次では器に自衛機能を持つ外装を被せることになり、その外装こそがアイリだった。 アハト翁は「戦いの余波で聖杯が壊れないこと」を最優先していたので、3騎で倒れたアイリはぶっちゃけ致命的なスペック不足。 アインツベルンの中でも容量の大きいイリヤですら4騎までが限界で、後は従者で補っている為、聖杯人間自体、無茶な設計思想だったのだろう。 切嗣はアイリが生まれる前から外装と知っており苦悩することになるが、舞弥とセイバーは聖杯の器を守っているとしか知らされていない。 舞弥は後に真相を知って動揺するもアイリの覚悟を尊重し、 セイバーは知らずじまいだったが、聖杯の器が現れているにも関わらずアイリの姿が見えないことで生存の可能性を諦めた。 切嗣と出会った当時は感情は希薄であり、切嗣自身も冷たい態度だったが、彼と月日を過ごす毎に愛し合うようになっていった。 自らの「道具」としての生に人としての彩りを与えてくれた切嗣を深く愛し、 彼が願いを叶えた後も生きていく理由になるようにとイリヤ を授かった。そしてアインツベルンに聖杯の器に改造された 切嗣に対して「理想を共有する者」という姿勢を見せているが、 それは言われるまま彼の理想の犠牲になるより、自ら共感して生贄になる方が切嗣の精神的負担を和らげるだろうと考えてのこと。 本人が言うには、切嗣の変えようとしている世界を分かっていない、切嗣の理想がどういうものかきちんと理解できていないらしい。 だが冬の城から出たことのない彼女に世界を真に理解しろという方が酷だろう。アイリが実際に目にし、経験した世界など、第四次聖杯戦争での約1週間だけである。 とはいえ、全く共感していない訳でもなく、聖杯戦争という争いの根絶は彼女も切に望むところである。 自分が最後の聖杯の器になることで、娘には寿命を全うして欲しい。それが彼女の「母」としての願い。 作中での動向 冬木のアインツベルン城に着いた後、切嗣からイリヤも入れて3人で逃げようと提案されるが、逃げたら切嗣は自殺するだろうとして同意しなかった。 アインツベルン城が荒らされた後は、衛宮邸に引っ越す。購入したばかりの荒ら家だったが、風雨を凌げれば十分と健気に応じた。 この時、アサシンを回収済みだった為、指先に力が入らなくなっており、セイバーに運転や魔法陣の敷設の代行を依頼している。 セイバーに敷かせた魔法陣はアイリの休息に使われるが、10年後にセイバーが召喚される場所ともなる。 因みに原作ではサーヴァント召喚陣と似た魔法陣なのだが、アニメ版では別物に変更され、アニメ版だけ知っている人には繋がりがよく分からないことになった。 サーヴァントを3騎回収して衰弱するも、遠坂時臣と交渉し、ライダー陣営の所在と綺礼の国外追放の約束という成果を手に入れる。 翌日、思いがけず切嗣と再会し、寝たきりの自分は戦力にならないからと『全て遠き理想郷』を彼に渡した。 その後、綺礼の策略によって誘拐された彼女は、衛宮切嗣という男に関する短いが深刻な問答の末に殺害され、その生涯を終えた。 彼女の死後、大聖杯の中に居たこの世全ての悪が彼女の人格の殻を被って切嗣と出逢うが、 問答の末に彼が聖杯を拒絶しイリヤを殺害すると、彼への憎しみを爆発させ、凄まじい憎悪と呪いの言葉を浴びせかけ消滅した。 「――呪ってやる――」 このアイリもイリヤも本物ではない。 だが、娘を殺された悲しみや憎しみは本物のアイリも間違いなく懐くだろうと切嗣は考察している。 『Fate/stay night』では「(切嗣は)妻と娘を冬の城に残した」と記述されていたが、『Fate/stay night [Réalta Nua]』では「妻」の部分が削除されている。 一応、『Fate/hollow ataraxia』でイリヤが冬木に行ったアイリとイリヤの側に居たアイリが居たと語っているものの、 冬木に連れて行っているのに城に残したと言うのはやっぱり苦しかったのだろう。イリヤの側に居たアイリは意識だけの存在で実体は無いし。 アイリの登場は、『Fate/stay night』での「切嗣はセイバーに話し掛けたのは(令呪の)3回だけ」という設定を守りつつ、『Fate/Zero』という物語として成立させる為の虚淵の判断である、 原作との差異の一つとして争点になるが、要はこの『Fate/Zero』という作品を好むか否かに集約するので、各々で判断するのが無難。 【その他登場作品】 『Fate/stay night』 原作ではちらりと言及されるのみ。優しくて雪に似た存在だったとか。 TV版『Fate/stay night [UBW]』では、黒アイリが登場し、イリヤに復讐を唆した。脚本草案では黒アイリではなく廃棄されたホムンクルスだった。 劇場版『Fate/stay night [HF]』では最後に小さなシルエットで登場。聖杯として死んだイリヤと再会した様だ。 漫画版『Fate/stay night [HF]』では後ろ姿や黒アイリが描写されている。 『Fate/hollow ataraxia』 アインツベルンの人々に度々言及される。イリヤは初めて衛宮邸の土蔵に足を踏み入れ、母の気配を感じていた。 ベンツもベンツェとして言及され、そのエンジン音はセラを魅了していた。ユスティーツァ型ホムンクルスには劇薬なんでは…… 『Fate/tiger colosseum UPPER』 参戦キャラの一人。Fate本編とは平行世界の彼女だが、カレイドステッキの力によって時空を越えて呼び寄せられた。 存命の理由はセイバーが四次の序盤で敗退したかららしく、実家には勘当されたとか。セイバー…… この世界線だと普通に家事オンチな奥様やっている様子。 切嗣と言峰が出会した時は、切嗣の一緒にシャワー云々の台詞のせいで、彼をびいえる時空から助け出すと明後日の方向に決意した。 奥さん、旦那さんと十分ラブラブしてるじゃないですか、足りないと申すか。 『Fate/Zero』などでは会えなかったが、関係上義理の息子となる士郎とも初邂逅。 当初は養子として引き取られた等の事情もわからなかったことから微妙な距離感だったが、モテモテ(に見える)な士郎のはっきりしない態度に怒り、 「切嗣の息子なら私の息子も同然!」と宣言して教育的指導(バトル)を行った。 (これもどこぞの医者もどきの意味はあっているが、どこか誤解を招きかねない言い方が原因) これによって距離が縮まったのか、EDで切嗣、アイリ、イリヤ、士郎の親子4人で団欒の時間を過ごしている。 また、アーチャー、衛宮士郎、アンリマユ戦では、彼らの事を兄弟と称している。兄弟というか同一人物です。 殻をかぶった間柄か、三男とはなかなか仲がいい。 一方長男は、次男に彼女は誰かと聞き、「切嗣の奥さん」だと知った時には動揺を隠せなかった。 ちなみに切嗣との夜の営みはなかなか激しいらしい。 キャスターとの会話にて本人が言うには、「折って畳んで裏返す」。士郎は理解できなかったが、桜は驚き赤面していた。 特典のドラマCDでは腐女子(貴腐人?)になっており、言峰との絡みを妄想していた。「そっかぁ、切嗣は受けか~」 イリヤ「お母さまが変になった(泣)」 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』 日本に馴染んだのか、「愛理」とも自称する。家族に士郎、セラとリズが加わった。 こちらの世界では切嗣の精神状態にもう少し余裕があったらしく、彼を説得して聖杯戦争を未然に防がせた。 よって本編時点でも夫ともども存命だが、揃って「仕事」で海外にいるため基本的に家にはいない。仕事というのは聖杯戦争の後始末の様だ。 同作の作風も相まって、出る度にシリアスな空気を完全破壊するエアブレイカーママ。 『2wei!』2巻のカバー下によると美遊からは、「あの破天荒さは演技の匂いがする」「底が読めない」ことから少し怖がられているらしい。 『Fate/Zero』同様にベンツを運転するが、その荒さは酷くなっており、一度は壊し、一度は海面を走らせていた。 アニメ版ではなぜか切嗣に運転させている場面がある。『Fate/Zero』でもセイバーに運転の代行をお願いして不審がられていたのに何があった。顔出し禁止の切嗣を手だけでも出演させたいという妻の気遣いだろうか。 魔術師としてはかなりの実力者らしく、転身しているイリヤや英霊化しているクロを針金の拳の一撃でKOした。 ……子供の躾にそんなもの使っていいのだろうか。 初登場は無印の12話。出て早々に娘と共に入浴シーンな辺り、ひろやまひろしの本気がうかがえる。 『2wei!』では自身の素性に悩むイリヤに、その正体についてを(読者にも)解説してくれた。風呂場で。バスタオル姿で。 アニメ3期のアニオリ回では聖堂教会に属すると思われる華憐先生に対して、露骨に威圧する素振りを見せており、 そういった魔術系の組織に睨まれていると推察できる部分がある。 『おしえて!アイリママ』のコーナー! 子供たちからの質問に何でも気分次第で答えるわよー 作者が作者なだけに、士郎の扱いは悪い。 ①アイリ -神の壁- ②キリツグ -父の壁- ③イリヤ -お嬢様の壁- ④リズ・セラ -メイドの壁- ⑤シロウ クロ「何気にお兄ちゃんの扱い酷くない?」 士郎「もう慣れたよ……」 -兄の壁- ⑥クロ 士郎「兄の壁ってずいぶん低いところにあるんだなぁ…」 『Fate/Grand Order』 私は聖杯より出ずる者。聖杯の端末が如き者。仮初めのかたち。仮初めのサーヴァント。 名は、アイリスフィールと呼んでね 『Fate/Zero』とのコラボイベント「Fate/Accel Zero Order」の配布サーヴァントとしてまさかの登場。 ◆基本データ クラス:キャスター 真名:アイリスフィール[天の衣] 出典:- 地域:- 身長:158cm 体重:52kg 性別:女性 属性:混沌・善 好きなもの:あの娘とあの人 嫌いなもの:激辛党八極拳神父 CV:大原さやか ◆ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 E E C A+ B B ◆スキル クラス別スキル 道具作成:A 陣地作成:B 固有スキル 女神の神核:C 完成した女神であることを現すスキル。 精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。 神性スキルを含む複合スキルでもある。 彼女は正式な神霊としての分霊でないため、ランクはC止まりとなる。 献身の覚悟:A 自己犠牲さえ厭わない、愛する者への想い。 防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。 自然の嬰児:A いずれ等しく、世界の裡で生まれ落ちた嬰児たち。 たとえ天然自然の生物ではなく、人の手によって造り出された命であろうとも、時に世界は多くの祝福を与え得る。 魔術医療:A サーヴァントとしてのアイリスフィールは、高度な治療の魔術を行使する。 ◆宝具 『白き聖杯よ、謳え(ソング・オブ・グレイル)』 ランク:B 種別:魔術宝具 レンジ:0~50 最大補足:20人 白き聖杯よ、謳え! ソング・オブ・グレイル。 愛と母性が聖杯と結び付き、真摯にして清らかなる祈りを一時的に叶える。 願望器としての機能ではなく、あくまで、彼女の存在が昇華された宝具。 自陣を回復し、バットステータスを全解除する。持続ダメージの類も解除される。 霊核の欠片でも残っていれば戦闘不能状態となったサーヴァントの復活も可能であるが、この効果は『FateGO』では使用されない。 ゲーム的には自分を含む味方サーヴァントのHPを回復し、ガッツ状態を付与する。 ◆キャラクター概要 聖杯の端末といえる存在だが、聖杯の意思という訳ではない。 聖杯の端末が『Fate/Zero』で聖杯になったアイリの人格を表面化させたもの。汚染された聖杯としての人格が表面化すると黒聖杯になる。 イベントで黒聖杯を撃破した後のおまけシナリオで登場し、黒聖杯がぐだーずらに破壊されたことは凄く痛かったが気にしないと発言している。 終局特異点ではエミヤ(アサシン)に並行世界の切嗣にも否定されたけど赦すと語っている。 相手はそんな事情を全く知らない訳で意味分からんと返したが、ここで戦う理由はできたと何だかんだデレた。お前、いいヤツだな…… 当人が言う通り「仮初めのサーヴァント」であり、聖杯の力を有する例外中の例外的存在。 「聖杯の端末」として「資格なき者は触れてはいけない」「あなたに私(=聖杯)が使いこなせるか」等のセリフを言うが、 「アイリスフィール」として、「あの人」や「あの子」への愛情も示す。 エミヤ(アサシン)を守っているとのことで、『Fate/Grand Order material III』で彼に宛てた台詞は、彼の最終再臨でも流れる。 マイルームでは彼が居るとまるで恋する乙女のように気にする一方、「何かよくないものに捕まってる様な」とも案じる。並行世界までストーキングする妻vs抑止力 マスターに対しては「聖杯の担い手」「世界を救う者」として期待をかけているようで、 絆度を深めると「あなたのことも大切よ」と母性に満ちたような声で親愛の情を表現してくれる。 「どうか、世界を守ってね。あの人が愛した、あの子の生きるべき、この世界を」 因みに「Fate/Accel Zero Order」には並行世界のアイリも登場するが、おまけシナリオで別人であると明言されている。 並行世界のアイリは切嗣と出会っておらず、セイバーの正式なマスターとして第四次聖杯戦争に参戦しているが、そのせいで特異点が発生した。 何で切嗣と会っていないのに感情豊かなのかとか、立ち絵に令呪が描かれてないとかは突っ込むな。叙述トリックの為だ 最終的にカルデアに迎え入れられ、ダ・ヴィンチちゃんにチェックを受けてもらっている、という作中人物の台詞まであるが、その後のイベントには全く登場しない。 メタな話、単純に両方出すとややこしいから出していないのだろうが、 「元々のアイリはどこ行ったの?」と困惑するマスターもしばしば。サーヴァントのアイリが既婚者なことにがっくりしたマスターも散見された 性能は、 自身に無敵効果とNP獲得量増加効果を与える「自然の嬰児」 自身の与回復力を上げる「献身の覚悟」 味方単体のHPを回復する「魔術医療」 と見事に回復に特化したスキル構成を持つ、メディア(リリィ)と似たタイプのキャスター。 HPは平均的だが、「女神の神核」で神性特攻が効いてしまう点は注意。 ちなみに並行世界の旦那ことエミヤ(アサシン)との相性自体は悪くない(クラス的にも)が、 スキルを活かすなら妻を盾にして攻撃準備を整える外道夫という構図になってしまう。 アイリは無敵状態になれるのでダメージそのものはないが、それにしたって……ねぇ。 なお、配布サーヴァントなので絵柄は2種類のみ。 最終再臨するとドスケベ礼装並のえっちぃ感じの絵柄になる。信じられるか? この人、人妻なんだぜ……? 元々、配布の予定はなく、3段階分のデザインがあったが、配布化にあたり3段階分をひとまとめにしたデザインに改められた。 再臨する時、初めて天の衣を纏うかの様な発言をしたり、他の天の衣と大分違う意匠なのはそのせい。 ちなみに、イベントのメインストーリーをクリアすると、「火」「水」「風」「土」のアイリシリーズを倒せというミッションが追加。 ぶっちゃけ展開はギャグであり、某タマモナインの如くアレなアイリばかりなのだが、 なんとこのアイリシリーズ、ボイスや宝具が本体と違うものになっている。力の入れどころ間違ってないか運営……いいぞもっとやれ。 アイリシリーズのキャラクターと宝具は以下のとおり。 「火」のアイリ…勝気。宝具は「てんしんアイリざんまい」 「水」のアイリ…冷徹。宝具は「青き聖杯よ、凍れ」 「風」のアイリ…天然。宝具は「あいり・ざ・りっぱー」 「土」のアイリ…卑屈。宝具は「錆の聖杯よ、嘆け」 ぶっちゃけ元のアイリに近いのは「風」のアイリくらいだが、大原氏の演技力でアイリっぽさ自体は全て感じられる演技になっている。 え、なに? 宝具がどう考えても別のサーヴァントのパクリ? 細けぇことは……あれ、なんか青い炎が(ry 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対無かったんでリセット -- 名無しさん (2016-05-07 23 44 09) 大人だけど子供ってとこは切嗣と同じだけど、母親であり家族を優先するあたりは切嗣との相性最悪なんじゃなかろうか。一部パラレルの切嗣は除くとして。 -- 名無しさん (2016-05-25 00 15 14) ↑ 切嗣も本音としては家族を優先したいと思ってるからアイリが説得すれば聖杯を諦める事が出来るから、相性はそこまで悪くないと思う。 -- 名無しさん (2016-05-25 00 25 28) まだ生まれてから十年も経ってなくて人生経験少ないから切嗣に盲目的に服従してるけど、もう何年かして人生経験積んだらどうだったろうね -- 名無しさん (2016-05-25 00 27 46) ↑ ちょっと違うけど、その何年か経験を積んだアイリにzeroの時間軸で到達していたらプリヤ世界に分岐するんかなって今妄想した -- 名無しさん (2016-05-25 00 36 04) パラケルススP「四元素アイリだと!」 -- 名無しさん (2016-08-01 13 20 30) この世全ての悪と切嗣の問答はダントツのトラウマシーン。ランサー組全滅とか切嗣の過去とか比じゃねえよ -- 名無しさん (2016-09-04 00 51 01) 一射に命をかけて散っていく東方の大英雄を何度もよみがえらせるお方 -- 名無しさん (2016-10-05 16 38 01) ケリィのことを好きにならないほうが幸せな気がする -- 名無しさん (2016-10-09 16 47 11) 切嗣を好きにならなければ感情希薄なままで、聖杯の外装として使い潰されるだけだし幸せと言えるのかそれ -- 名無しさん (2016-10-09 17 00 26) 人としての喜びを得てからそれを失う悲しみを味わうのと、最初から喜びも悲しみも知らないまま、いわば酔生夢死の短い人生を送るのと、どちらが幸せなのかってことだな -- 名無しさん (2017-01-03 23 53 40) 銭湯不能状態ってなんじゃい -- 名無しさん (2017-03-11 22 22 17) ↑2 なんにせよ他人から見れば悲しいことこの上ないな -- 名無しさん (2017-03-11 22 42 04) ↑×2 お、お風呂が気持ちよすぎて行動不能? -- 名無しさん (2017-05-02 15 53 36) 母性愛溢れる可愛いママ、アリだと思います。 -- 名無しさん (2017-06-15 18 46 12) なんだかんだで平行世界の娘2人とルルハワをエンジョイしてるあたり、彼女もサーヴァントライフを満喫してる模様。 -- 名無しさん (2018-09-16 09 42 50) Zeroの彼女を初めて見た時「白いメーテル」と思った。 -- 名無しさん (2019-04-24 20 12 19) アニメで天草四郎の回想シーンでそっくりさん出てきたけど彼女はアイリのお姉さんなのだろうか? -- 名無しさん (2020-09-02 06 46 58) 一応FGOの保護された方は1部終了時点ではスタッフとしているとみていいんだろうが、2部の冒頭のあれで死んでるとかはないといいなあ・・ -- 名無しさん (2021-04-15 08 32 27) 一歳の時に娘産んだのか -- 名無しさん (2021-10-13 19 23 39) まさかのライバルオルガマリー -- 名無しさん (2023-09-12 13 11 59) 名前 コメント